広島・小園海斗がプロ入り初の打撃タイトルを確定

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広島東洋カープの内野手、小園海斗(25)が、10月3日のヤクルト戦での活躍により、プロ入り7年目で待望の打撃タイトルを確定させた

マツダスタジアムで行われたこの試合で、小園選手は4試合ぶりに先発出場し、2打数2安打の成績を収め、得点を挙げることに成功した

これにより、小園選手の出塁率は0.364となり、阪神の大山悠輔、巨人の泉口和輝を抜いてリーグトップに立った

また、打率も0.309に上昇し、首位打者との「2冠」をほぼ確定させた

広島球団史上、高卒7年目で首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得した選手は、2019年にメジャーリーグ・シカゴ・カブスに移籍した鈴木誠也選手に続く2人目である

小園選手は試合の途中で一塁ベンチに向かって右手を突き上げると、大きな歓声がスタジアムを包んだ

「良かったです

2打席(塁に)出られて」と喜びを噛み締めるとともに、この成功を手に入れたことでさらなる向上心を抱いている様子を見せた

小園選手は試合前に出塁率で阪神の大山選手や巨人の泉口選手に次ぐリーグ3位に位置しており、四球で数字を上げる余地があったが、持ち前の攻撃的な打撃を貫いた結果、見事な成績を残した

9月にかけてタイトルの争いを続けながら、「取れないと思っている」と語る謙虚さを見せていた小園選手

両リーグのライバルとの競争が続いていたが、自らの力でタイトルを手に入れ、「いい打者たちが今年、ケガもあった

たまたま取れたかなと思う」と過去を振り返りつつ、さらなる努力を誓った

春先には新井監督から打席での消極的な姿勢を指摘され、その結果欠場する日もあったが、不調を経てもなお信頼を受け続けたことが成果につながった

新井監督も、「彼の力で、もぎ取ったタイトルだと思う

自分もうれしい」と祝福の言葉を贈った

最終的に出塁率については、今季最終戦のヤクルト戦での1打席のみが余されており、そのプレーへの仕上がりにも期待がかかる

名実ともに一流選手としての仲間入りを果たした小園海斗選手が、さらに高みを目指す姿勢に今後も注目だ

小園海斗選手の活躍は、本当に素晴らしいものでした。彼は自らの力でタイトルをつかみ取るために多くの努力を重ねてきたことが、球場やファンにも伝わりました。今後の彼の成長と活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • 首位打者とは?プロ野球のレギュラーシーズンにおいて、最も打率の高い選手に与えられるタイトルのこと。
  • 出塁率とは?打撃成績の一つで、打席数の中で出塁した割合を示す指標で、四球や死球も含まれます。

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