平内龍太がアンダースローを披露、新たな可能性に期待の声

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 その瞬間、レギュラーシーズン最終戦の東京ドームが大きな歓声に包まれました

10月1日、巨人と中日の対戦で、巨人の平内龍太投手が8回から5番手として登板しました

平内は、中日の強打者・細川成也を相手に、アンダースローから131キロの外角低めストレートを投じ、見事な見逃し三振を奪いました

このアンダースローは、ピッチャーが腕を下げて投げる投球法で、ボールがバッターにとって見えづらくなるため効果的です

 さらに平内は、続く打者・板山祐太郎に対しても異なる投球スタイルを見せました

初球では下手投げから132キロのボールを投じたかと思えば、次にオーバースローで153キロのストレートを投げてファウルを奪い、最後は146キロのスプリットを決めて空振り三振に仕留めました

多様な投球スタイルを駆使することで、打者を混乱させる戦略を見せたのです

 平内は、最速157キロの速球を放つ剛腕投手として知られていますが、アンダースローという新たな武器を手に入れることで、次のシーズンに向けたアピールができたとスポーツ紙のデスクも述べています

平内投手は神戸国際大学附属高からプロとしての注目を集め、亜細亜大学で実力を証明した後、2020年のドラフトで外れ1位指名で巨人に入団しました

プロ2年目の2022年には53試合に登板し、4勝4敗、13ホールドと一定の成績を収めましたが、今季は怪我も影響して1軍での登板は12試合に留まりました

 「アンダースローによる投球スタイルの転向は、来季のチーム内での戦力位置を確保するための重要な要素になるでしょう」と平均的にプロ入りした選手に対する期待と比較し、平内選手が持つ高いポテンシャルについても言及されています

巨人は最近、高橋礼投手を戦力外としたため、平内がアンダースローを確立することで、チームにとって唯一無二の存在となる可能性があります

 平内の身長185センチ、体重99キロという恵まれた体格は、下手投げでも130キロ中盤のストレートを投げる力を持ち合わせています

そして、「最強サブマリン」として来季には巨人にとって心強い秘密兵器になる期待が寄せられています

プロ野球選手にとって最も重要なのは出場機会であり、平内が新たなスタイルで打者に立ち向かう姿が楽しみです

「芸は身を助ける」との言葉通り、今後の成長に期待がかかります

平内投手が新たにアンダースローという投球スタイルを取り入れたことは、来季のパフォーマンスにおいて大きな期待を寄せる要因となるでしょう。過去の成功と新しい挑戦がどのような結果を生むのか、今後の成長が楽しみです。
キーワード解説

  • アンダースローとは?:ピッチャーが腕を下げて投げる投球法のことで、ボールの軌道がバッターにとって見えにくくなるため、打者を惑わせることができます。
  • スプリットとは?:ボールがバッターに近づくときに急激に落ちる変化球のことで、捕らえにくい投球です。
  • ホールドとは?:試合の途中で登板して、後続のピッチャーが勝利投手になる場合に与えられる評価のことです。

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