明るい材料としては上林誠知選手の躍進や助っ人ジェイソン・ボスラー選手の長打力が見られましたが、クライマックスシリーズ（CS）争いには届きませんでした
その中で、特に注目を浴びているのがルーキー内野手の森駿太選手です
桐光学園から2024年のドラフト3位で入団した彼は、身長1メートル88センチ、体重93キロという恵まれた体格を持ち、豪快なバッティングが注目されています
今季ウエスタン・リーグでは9本塁打を記録し、打率も向上
9月下旬には一軍に昇格し、三塁でスタメンとして出場、プロ初安打を記録しました
高木豊氏は自身のYouTubeチャンネルで「未来の四番候補」と位置付けており、森選手のバッティング技術について分析しています
「パンチ力があり、膝の使い方がうまい」と称賛しつつ、引っ張る力だけでなく、広角に打つ技術も今後の課題であると指摘しました
また、森選手のフォロースルーや膝の柔らかさに注目し、「掛布雅之選手に似ている」と言及しました
掛布選手は歴代の名選手であり、森選手が将来的に中日の中軸を担う存在になる可能性が高いことから、ファンの期待も高まっています
ただし、三塁守備に関しては「さらなるノックで経験を積む必要がある」とのことです
中日ドラゴンズにとって、長く続いた低迷を脱却するためには、高卒選手の育成がカギとなります
高木氏も「使いたくなる選手」と森選手の成長を楽しみにしており、今後の活動に目が離せません
中日ドラゴンズは、井上一樹監督のもとで今季63勝78敗という成績を収めましたが、ルーキーの森駿太選手には特に期待が寄せられています。彼のプロ初安打や長打力は注目されており、将来的には中心選手に成長する可能性を秘めています。高木豊氏の分析も、その可能性を裏付けるものであり、今後の成長に期待が集まります。
キーワード解説
- クライマックスシリーズ（CS）とは？：プロ野球のシーズン終了後に行われるプレーオフで、リーグの優勝チームを決定するための試合。
- フォロースルーとは？：バッティングや投球の動作が終わった後の体の動きのことで、しっかりとしたフォロースルーは打撃や投球の精度に大きな影響を与える。
- バッティング技術とは？：野球でボールを打つための技術全般。ピッチャーの球種や投球速度に応じたタイミングや体の使い方が重要。
