広島・松山竜平選手が今季限りでの退団を発表、未来への思いを語る

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◇セ・リーグ 広島1-3ヤクルト(2025年10月4日 マツダ) 広島東洋カープの外野手、松山竜平選手(40)が、今季最終戦となるヤクルト戦に代打として登場しましたが、本拠地のファンに惜別の“快音”を残すことができませんでした

この試合、松山選手は9回の無死一塁の場面で起用されましたが、ヤクルトのピッチャー星から併殺打を打ってしまいました

スタンドからは大きな拍手が鳴り響き、ファンが彼を声援で送り出しました

松山選手は、今季限りでの退団について「この2年間の不完全燃焼感がある」と述べつつも、「体はまだ元気で、まだまだやれるという思いが強い

家族にも話をして『存分にやってください』ということだったので、やらせてもらいます」と語りました

この言葉からは彼の野球に対する情熱が感じられます

今後の選択肢については「11球団でやれたら一番いいが、どこでも行こうと思っている

とにかく野球をやって、体が動かなくなるまで納得できるまでやりたい」と明かし、NPB(日本プロ野球)以外でのプレーも視野に入れていることを強調しました

松山選手は、2023年には代打として打率0.380、21打点という成績を残しましたが、今季は1軍出場がありませんでした

球団から来季構想外を告げられたものの、現役続行を希望して退団を選択し、この日が広島での最後のプレーとなりました

試合後には感謝の意を表しつつ、「僕自身、まだ終わることはできません

もう少し野球をやらせてください

そして、いつかカープに恩返しができるように成長した姿を見せられるように頑張っていきたい」と将来的には指導者としての復帰も視野に入れていることを述べました

また、“登場曲”で自身の名前が使われた末包選手には「やっぱり素直に嬉しかったですね

かわいい後輩なので、もっと頑張ってほしい」とエールを送っていました

松山選手の発言や行動には、選手としての情熱だけでなく、ファンやチームへの感謝の気持ちが表れています。彼が現役を続けようとする姿勢は、多くのファンを感動させました。今後の進路にも注目が集まる中、指導者としての復帰を希望する声もあります。
キーワード解説

  • 代打とは?:試合で先発選手に代わってバッターとして登場する選手のことを指し、主にパワーヒッターや接戦時に起用されることが多いです。
  • 併殺打とは?:一度の打席で打者が打ったボールによって、二人の走者がアウトになるプレーのことを言います。このプレーは守備側にとって非常に有利です。
  • NPBとは?:日本プロ野球(Nippon Professional Baseball)の略称で、日本のプロ野球リーグを指します。全国に分かれたセ・リーグとパ・リーグの二つのリーグがあります。

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