中日・バンテリンドームに新設される「ホームランウイング」に期待される影響
中日の本拠地であるバンテリンドームナゴヤに、来季より新たに「ホームランウイング」（仮称）が設置されることが発表されたこの新しい観客席の計画によると、現在の外野フェンスの手前に新たに高さ3.6メートルのフェンスが立てられ、その間に観客席が設置される
これにより、本塁から外野フェンスまでの距離が最大で6メートル短縮されるため、今後の本塁打数の増加が見込まれている
本塁打が出にくい現状を打破
バンテリンドームは長年にわたりピッチャーズパークと称されてきたが、野球の華である本塁打を意識した形婉曲な場改変更が行われる例えば、チームの今季の本塁打数は83本で、リーグ内で5位
過去5年間の平均本塁打は70.6本で、リーグワーストの結果に終わっており、特に134.6本を記録した巨人との差が際立っている
本塁打パークファクターとは？
本塁打パークファクターは、特定の球場における本塁打の出やすさを測る指標であるバンテリンドームの直近5年間の本塁打パークファクターは0.68で、リーグで最低レベル
これにより選手の打撃成績にも大きな影響を及ぼしている
この数値は、仮に現在の中日の選手が本塁打が出やすい神宮球場でプレーしていた場合、まったく異なる成績が残せていたことを示唆している
他球団の事例から学ぶ
2010年代にラッキーゾーンが設けられた楽天、ソフトバンク、ロッテでは、設置後に本塁打パークファクターが1を超える結果となっており、全体的に本塁打の増加が見込まれたこれらの成功事例からも、ホームランウイングの新設には期待が寄せられる
中日のバンテリンドームに新設される「ホームランウイング」には、観客席の設置によって本塁打の増加が期待されています。過去のデータに基づけば、環境が変わることで試合展開に変化をもたらすことが容易に想像できます。今後の中日の攻撃力向上に大きな影響を与えるでしょう。
キーワード解説
- ホームランウイングとは？：新設される観客席であり、本塁打を増やすことが期待されるエリアのこと。
- 本塁打パークファクターとは？：球場ごとの本塁打の出やすさを表す指標で、1を超えるほど本塁打が出やすい。
- ピッチャーズパークとは？：投手に有利な球場を指し、通常本塁打が出にくい環境のこと。
