球団側は石川選手に対し、コーチ就任などのオプションを打診していたが、石川選手の現役続行の意向が強く、本人の意思を尊重する形となった
石川選手は、球団を通じて「12年間本当にありがとうございました
関わっていただいた全ての方に感謝の気持ちしかありません
これからもマウンドで投げていきたいと思いますので引き続き、見守ってください」とコメントを寄せている
中部大学を経て、2013年に東京ガスからドラフト1位でロッテに入団した石川選手は、2014年に最優秀新人賞、2016年には最優秀防御率を獲得した優れた投手である
今年、シーズン開幕の際には開幕投手に選ばれたものの、右上肢のコンディション不良により登板を回避
その後、リハビリを続けたが状態が上がらず、結果として2軍での登板が3試合に留まった
プロ入りからの10年目にして初めて1軍登板がないシーズンを迎え、2023年10月24日には右肩手術を受け、2024年6月に支配下復帰を果たし、5試合に登板して3勝1敗を記録したが、今季は再び1軍登板なしに終わった
石川の経歴を振り返ると、1988年4月11日、富山県魚津市に生まれた彼は滑川高校から中部大学に進学し、6年越しのプロ入りを果たした
通算197登板で79勝66敗という実績を持つ彼は、186センチ、80キロの体格で右投右打の選手である
石川歩投手の退団は、選手としての誇りを持った結果である。現役続行を望む姿勢には、ファンやチームの期待が込められている。しかし、選手生活の終焉を迎えるということは、非常に厳しい決断であり、これからの彼に注目が集まる。
キーワード解説
- 現役続行とは?:選手が引退せずにプレーを続けること。
- 最優秀新人賞とは?:ルーキー選手の中で最も優れた成績を残した選手に贈られる賞。
- 最優秀防御率とは?:投手が与えた自責点の少なさを表す指標で、数値が低いほど優れた成績を意味する。
- 支配下復帰とは?:プロ野球の選手が支配下選手名簿に再び登録されることを指す。

