巨人・丸佳浩、自己採点は厳しい
2022年のプロ野球シーズンは、東京読売ジャイアンツが4年ぶりのリーグ制覇を達成した年となったその中でも、選手たちの活躍が光り、特に35歳の右腕・菅野智之選手が3度目のMVPを受賞するなど注目を集めた
彼の2022年は15勝3敗、防御率1.67という優れた成績を収め、多くのファンを魅了した
しかし、昨年の成績を挽回すべく頑張ったのは菅野だけではなく、野手の丸佳浩選手も同様であった
丸選手は2023年にたび重なる怪我や打撃不振に悩まされ、打率は.244、18本塁打、47打点という不本意な結果に終わってしまった
特に、12年以来11年ぶりに規定打席に到達できなかったことは大きな痛手であった
そんな中、2023年は彼にとって勝負の年で、単年契約を結ぶこととなった
外野のポジションは競争が激しく、実績があるからといって簡単にレギュラーが保証されるわけではない
このため、丸選手は結果を出すことが求められた
しかし、丸選手は4月下旬から調子を取り戻し、一番バッターとしてチームに貢献
138試合に出場し、打率.278、14本塁打、45打点を記録
出塁率も.360を記録し、チームメイトである岡本和真に次ぐ数字を残した
また、外野の全ポジションを守り、守備や走塁でも高い貢献度を示した
特に8盗塁を記録し、積極的な走塁姿勢が目立った
しかし、驚くべきことに、丸選手の自己評価は厳しい
契約更改時に球団側から「一番バッターとして大変助かった」という言葉を受けたものの、本人は「自分の評価はそこまで高くない」と話した
若手選手達に対する警戒心も感じられ、彼は「若手選手に負けないように頑張りたい」と語り、自らの立場に対する危機感を持っている
通算2000安打への挑戦
昨シーズン、丸選手は146安打を記録し、通算1842安打に到達次の大きな目標である通算2000安打への挑戦が期待される
しかし、この記録へ到達する道のりは決して平坦ではない
高橋由伸、谷佳知、松永浩美といった偉大な打者たちもこの2000安打には達しなかったため、記録へのプレッシャーは計り知れない
現在、丸選手は通算安打数1928に迫り、残り72本で2000安打達成となるが、スタメンから外れると安打を積み重ねるのが難しくなってしまう
中島宏之選手も昨年中日に移籍したが、安打を記録できずに厳しい状況を迎え、NPBでのプレーを望んでいるが去就が決まっていない
丸選手の厳しい自己評価は彼のプロフェッショナリズムを示している。自身のパフォーマンスに対する冷静な視点は、今後の成長に必ずつながる。記録達成への挑戦と若手選手との競争も、彼を更に進化させる要因となるだろう。
ネットの反応
今回のコメントでは、今季中に名球界入りが期待される巨人の選手についてさまざまな意見が寄せられています
一部のファンは、選手が飛ばないボールに適応しないといけないことから、成績を維持することが大変であると指摘しています
また、代打としての活躍を期待する声もあり、ポストシーズンでの打撃不振が懸念されています
さらに、生え抜きの若手選手と移籍組の選手を分け隔てなく結果を求める姿勢が大切であるとの意見も見受けられます
選手の経験や実績に対する期待が高まる中、年齢によるパフォーマンスの低下も懸念されていますが、巨人の外野としての競争が激化させる要因となっているようです
ネットコメントを一部抜粋
打者はいかない飛ばないボールに対応した打撃をしないと成績を残すのは大変だろうなぁ
丸は菅野と共に頑張ったよね。しっかりアラフォーになってくるベテランとして、若手生え抜きの高い高い壁として今年も頑張って欲しい。
ジャイアンツの外野でスタメンを争うであろう選手の中では実績はダントツ。
丸佳浩は元々持っていた能力に加え、カープ時代に出会った新井宏昌コーチの存在が大きかった。
もっとチャンスで打ってくれ!
キーワード解説
- MVPとは?最も価値のある選手を選出する賞で、リーグや大会によってその形式が異なるが、通常は選手の成績やチームへの貢献度が評価される。
- 規定打席とは?シーズンにおいて一定の打席数に達した選手のみが、正式な成績として評価される基準。この基準をクリアしないと、打撃成績が記録として認められないこともある。
- バッターとは?野球において打撃を行う選手を指し、主に投球されたボールをバットで打って得点を狙う役割を担う。