横浜商大・井樋監督が今秋限りで勇退、後任は野本コーチが昇格

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神奈川大学リーグ1部に所属する横浜商大の井樋(いび)秀則監督(63)が、2025年秋限りでの勇退を発表した

この決定は10月7日に記者会見で発表された

井樋監督は「次の世代へバトンをつなぎたい」と語り、指導者の役割を次世代に託す考えを示した

彼の後任には、同校の現コーチである野本健二(36)が昇格する予定で、井樋監督は総監督の職に就く意向を示している

井樋監督は、大阪府の興国高校から横浜商大に進学し、在学中は硬式野球部で活躍

その後もコーチとして部に残り、前監督の佐々木正雄氏(現・神奈川大学野球連盟理事長)の下で指導に携わってきた

早くから選手育成に力を入れ、阪神タイガースの岩貞祐太投手や山崎憲晴・二軍内野守備走塁コーチなど、数多くの選手をプロへ送り出してきた実績がある

19年から監督に就任した井樋監督は、「社会人に出たときに必要とされる人材となれる選手を育成する」という理念のもと、選手を指導してきた

彼の指導のもとで、横浜商大は22年秋から24年秋までの5シーズン連続でリーグ2位を獲得し、関東地区大学野球選手権には3年連続で出場するという成果も上げた

現在、チームは春季リーグ戦で5位を迎えており、今季は勝ち点を1に留めている

優勝の可能性はほぼ消滅しているものの、井樋監督は11日から関東学院大学とのリーグ最終戦に挑むことで、選手たちと共に花道を飾りたいと意気込んでいる

井樋監督の勇退は、横浜商大にとって一つの時代の終わりを意味します。彼が育成した選手たちが社会に出て活躍する姿を見られるのは、後進にバトンを渡す大切な意味合いも含まれています。新しい監督のもと、今後の横浜商大がどのように変化していくのか非常に楽しみです。
キーワード解説

  • 勇退とは? : 勇退とは、職務や役割から身を引くことを指しますが、通常は自らの意志で行うことが多いです。特に学びの場や敬意を表すために行われる場合が多く、次世代の人材育成を目的としています。
  • 後任とは? : 後任とは、前の人が辞めた後にその役割を引き継ぐ人のことを言います。部門などで重要なポジションを受け継ぐことで、継続的な運営や成果を維持するために不可欠です。
  • モットーとは? : モットーとは、個人や団体が大切にする信条や行動基準を示した言葉です。これに基づいて決定や行動をすることで、一貫性を持たせることができます。

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