昨秋のドラフトで2位指名を受けて入団した渡部聖は、今シーズン109試合に出場し、打率2割5分9厘(425打数110安打)、12本塁打、43打点を記録しました
チームは残念ながらBクラスに低迷しましたが、彼の活躍は将来への期待を抱かせるものでした
シーズン終了前、渡部聖は「夏場はきつかったけれど、来シーズンに向けての戦略をつかみたい」と語っています
彼は打撃や守備、走塁の課題だけでなく、迷いや葛藤、結果と収穫を含む多くのことをノートに書き込むようになったと明かしました
これを「タスクノート」と呼び、自己改善の一助としています
渡部聖は「ノートに記録することで頭に定着するようにしています
それまで反省はしていましたが、書くことにより一層の意識が生まれました」と言及
将来的には、ノートを振り返ることで自身の成長を感じることができると話し、これを習慣化したいと考えています
「来シーズンも同じような課題に直面するでしょう
インコースに詰まり、外の変化球に振らされるというのは野球のやり遂げる限り続く課題です」と、彼の前向きな姿勢が伺えます
10日から始まる秋季練習では、浮き彫りになった課題をしっかりと向き合い、更なるレベルアップを目指す意気込みを見せています
西武・渡部聖弥選手の自己改善のためのタスクノートは、彼の成長意欲を示しており、同選手にとって有意義な取り組みです。初心者選手が直面する課題を認識し、反省する過程を経て、次のシーズンに向けての準備を進める姿勢は、同じくプロを目指す若手選手たちにとっても励みとなるでしょう。
キーワード解説
- タスクノートとは?タスクノートは、達成すべき目標や課題を記録するノートで、自身の成長や反省を振り返るために用いられます。
- ルーキーイヤーとは?ルーキーイヤーは、プロスポーツ選手が第一年目に直面する様々な経験を指し、成績や成長にとって重要な期間です。
- 打率とは?打率は、選手がどれだけヒットを打ったかを示す指標で、打数に対するヒットの割合を計算します。

