この期間、6試合に渡る熱戦が繰り広げられ、特に優勝争いの行方が注目された
初戦では大産大が今大学野球界注目のドラフト候補・小出望那(4年=大産大付)の逆転サヨナラ3ランで見事に勝利を収めた
続く天理大でも、タイブレーク延長11回に逆転サヨナラ勝利があり、両校の勝利ポイントはそれぞれ21、大産大は18と競り合いを繰り広げている
この結果、12日と13日の最終節に期待が集まる
また、大阪電通大は今節において連勝を果たし、勝利ポイントを9にまで伸ばした
特に注目されたのが、初戦での活躍を見せた6番DH・阿南翔大選手だ
2回無死一、二塁の場面で中堅手の右を越える三塁打を放ち、2点を先制した
試合後、阿南選手は「先制のチャンスだったので、どうしても点を取りたかったです
打った瞬間、これは抜けると思いました」と振り返った
今回の試合では出番が無かった前節の悔しさがあったこともあり、普段以上に意欲的だったようだ
4回の2打席目でも右前打を放ち、さらに3点目のホームを踏むなど、試合の勝利に大いに貢献した
清田和正監督は阿南選手の活躍を称え、「試合から外されて悔しかった気持ちがあったのでしょう
今節前の練習で目つきが違っていた」と、その努力が実を結んだ瞬間を捉えた
◇阿南翔大(あなん・しょうだい) 2005年(平17)3月4日生まれ、大阪府出身
小学3年から野球を始め、5年時に兵庫から大阪に移住したことで、軟式野球の強豪チームである長曽根ストロングスに加入
全国大会優勝の経験があり、中学時代は浜寺ボーイズに所属
高校は阪南大高で、2年時に4番を任されるなど徐々に頭角を現した
身長1メートル78、体重80キロ
右投げ左打ちのバッターである
今回の試合では、大阪電通大と関西外大の対戦が注目を集め、特に阿南選手の活躍が光った。チームの競争が激化する中で、彼がどのようにチャンスをつかみ取ったのか、それが試合の展開に大きく影響を及ぼしたことが感じられる。ファンにとっても、選手同士の競争が勝利を生み出す要因となることが明らかになったのは興味深い。
キーワード解説
- 秋季リーグ戦とは?秋季リーグ戦は、日本の大学野球リーグにおいて毎年秋に開催される競技で、各大学が競い合い、順位を決定します。
- 逆転サヨナラとは?逆転サヨナラは、試合の最終回に逆転して勝利することを指します。このタイプの勝利はファンにとって特に劇的で感動的です。
- チャンスとは?チャンスは、得点の可能性が高まる状況を指し、選手にとっては重要な場面です。
- DHとは?DHは「デザインated Hitter」の略で、特定の選手がバッティング専任として起用される役割です。投手が打席に立つ代わりに、バッターが任命される制度です。

