仙台中部ボーイズ、角田商事杯で準優勝 日下蓮志が圧巻のピッチングを披露

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◆第12回角田商事杯 日本少年野球東北中央支部・東北南支部新人大会 ▽決勝 白河ボーイズ(東北南)5―1仙台中部ボーイズ(東北中央)(9月21日・上山市民球場)2年生以下の新チーム初の公式戦となる第12回角田商事杯 東北中央支部・東北南支部新人大会で、仙台中部ボーイズ(東北中央)が準優勝を果たした

この大会ではエース左腕・日下蓮志(2年)が素晴らしいピッチングを見せた

今回の試合は、秋の東日本ブロック王者を決めるゼット杯第37回東日本選抜大会(11~13日、郡山・ヨーク開成山スタジアムほか)へ向けての準備ともなっている

日下は最速で130キロを記録する左腕で、決勝戦では5回を投げ通し、1安打1失点という驚異的な成績を残した

特に注目したいのは、彼が毎回のように9三振を奪った点である

初回に白河の4番・佐藤蓮仁(3年)に右中間二塁打を浴び、その時点で1点を失ったが、これが彼にとっての悔しい教訓となった

日下はその後の投球でしっかりと立ち直り、2回から5回まで無失点を続けることに成功した

特に興味深いのは、日下と佐藤が小学6年生時に同じチームでプレーしていたという事実である

彼たちは相手として再戦することを心待ちにしていた

日下は「真っすぐを打たれたことが悔しかったので、次の対戦ではスライダーを使いました」と述べており、見事にスライダーで空振り三振を奪った

また、日下は試合の後半で自軍の打撃陣と対決し、6回には見事な中越え三塁打を放った

仙台中部ボーイズは、野球の動作改善に力を入れる「BCSベースボールパフォーマンス仙台」が運営するチームで、投球の球数制限に関しても独自のルールを設けている

日下はその制限を守りつつ、成長を続けていることを感謝していた

日下の目標は、メジャーリーグのカブスで活躍する今永昇太選手や楽天の早川隆久選手のように、質の高い真っすぐを投げることだと言う

これから迎える東日本選抜大会では、関東の強豪チームとどのように対峙するのか、期待が高まる

仙台中部ボーイズの戦績
▽2回戦(9月14日)仙台中部 10―4 仙台
▽3回戦(9月15日)仙台中部 8―7 盛岡
▽準々決勝(9月15日)仙台中部 4―2 宮城仙北
▽準決勝(9月20日)仙台中部 9―4 仙台泉A
仙台中部ボーイズ・登録メンバー
▽2年生:小野寺陽輝、日下蓮志、松林蒼貴、大友壱晴、相場千南、高橋快知、萩原丈陽、若生一真、板橋源、坂本理杜、三浦紳之介、樋口駿
▽1年生:鈴木琉心、高橋世蓮、高橋泰成、西村航、新妻春人、遠藤絢都、鈴木悠恭、門間晴杜、遠藤颯太、谷川龍之介、正木智仁、金澤諒
記事では、仙台中部ボーイズが新人大会で準優勝を果たし、日下投手の活躍が大いに注目されました。特に彼のピッチング技術や試合中の成長に関する姿勢は、若い選手たちのお手本となるでしょう。また、このような大会を通じて、新チームの初陣を飾ることができたことは、選手たちにとっても大きな自信に繋がるはずです。
キーワード解説

  • エース左腕とは?: エース左腕とは、チームの中で最も信頼され、重要な試合で先発することが多い左投手のことを指します。
  • スライダーとは?: スライダーとは、野球で使われる変化球の一つで、投手が球を投げる際に横に曲がる特徴があります。打者にとっては難しい投球の一つです。
  • ボーイズリーグとは?: ボーイズリーグとは、主に中学生年代の選手を対象とする野球リーグで、若手選手育成に力を入れています。

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