読売ジャイアンツの丸佳浩外野手（35）は、昨シーズン138試合に出場し、打率.278、14本塁打、45打点という安定した成績を残し、4年ぶりのリーグ優勝に貢献した
特に外野手としての出場数はチーム最多であり、リードオフマンとしての信頼も厚い
出塁率.360という成績は、彼の最大の強みである
今シーズンも丸はリードオフマンとしての期待を背負っている
丸は最近、都内で行われたトークショー後に報道陣に対し、ジャイアンツ球場で行っている独特の打撃練習について語った
「あれは練習じゃない」と明言し、その実態を「習慣」と表現した
彼は、「春のキャンプに向けてシーズンの終盤の感覚を維持したい」と語り、常に自分の「野球勘」を保つ意義について熱弁した
打撃練習は通常20～30分、長い場合は1時間を超え、細かい動作確認を行っている
丸のルーティンワークは、選手生活の初期に遡る
彼は「カープで一軍に出続けるようになってから、不安を感じないために球場に行って体を動かすようにしていた」と述べており、その習慣が「流れ」となって自らを支えてきた
そして、彼は「器用ではないから、練習の間隔が空くと不安を感じる」とも明かしており、そのため日々のトレーニングを重視していることが伺える
しかし、プロ16年目を迎えた丸は、時にはオーバーワークが原因で体への負担も感じていることを明かす
そういった中でも彼は、自身を客観視しながら新たな挑戦を見据え、今春キャンプに向けて鋭気を貯えている
丸の独自のルーティンとその背景にある哲学は、若手選手にとっても大きな手本となるだろう
丸選手の「ルーティンワーク」の重要性について伺えたことで、彼が高いレベルを維持し続けるための努力の一端を理解できました。特に、選手生活の初期から続いているという習慣は、無意識に彼を支えているものだと言えるでしょう。また、彼が感じる不安感やオーバーワークの声も、プロの選手としての現実を知る上で興味深いです。
キーワード解説
- ルーティンとは？：特定の行動を繰り返すことによって、メンタルを安定させたり、パフォーマンスを向上させたりする習慣のこと。
- 出塁率とは？：出塁率は、選手が打席に立った際に出塁（安全に塁に出ること）する割合を表す指標で、計算式は「(安打 + 四球 + 死球) ÷ (打席数 + 四球 + 死球 + 併殺打)」によって求められる。
- 打撃練習とは？：選手が打撃技術を向上させるために行うトレーニングで、マシンを使ったり、ピッチャーからの球を打ったりすることを含む。
