オリオールズ・菅野智之がメジャー1年目を振り返り、「自分の信念を貫く」と語る

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オリオールズの菅野智之投手(35)が、2025年10月8日、自身の考えを記した特別版「繋ぐ(つなぐ)」において、メジャーリーグでの1年目を振り返り、「自分の信念を貫く」重要性についてつづった

菅野は、チームで唯一1年間ローテーションを守り、自己最多の30登板を果たし、10勝10敗、防御率4.64を記録した

菅野はメジャーでのシーズンについて「長かったけれども、あっという間に終わった」と感じたと語り、移動や時差、異なる環境にもかかわらず、チームメートや通訳、トレーナーたちのサポートがあったことで大きな苦労はしなかったと説明した

初登板のエピソード

「初登板にしては、体のコントロールが久しぶりにできなかった」という菅野

その中でも、ジャッジや大谷選手ら、世界のトップ選手たちとの対戦は刺激的で、日本では味わえない感覚だったと述べた

「まるで2013年のバレンティンがたくさんいるような感じだった」と表現し、メジャーリーグの打者の強さを実感したという

データと自分の感覚

シーズン中に数多くのターニングポイントを感じた菅野は、特に7月2日のレンジャーズ戦を挙げた

データを重視し過ぎると、自身の感覚を疑うことにつながるため、「自分の意志を貫く」ことの重要性を再認識したと語った

菅野は、データが変化球を勧める記録であっても、投げてみると自分の感覚が正しい場合が多いと感じており、それを来年以降の糧にしたいと強調した

食事面での苦労とサポート

食事については、最初の数ヶ月は日本食を欠かさなかった菅野であるが、チームメートの助けを借りて、遠征中の食事に関する不安を解消できたと感謝の意を示した

今後の展望
プロ入り13年目を迎えた菅野は、毎日学び続けることができるキャリアをありがたく思い、来年は自身の信念を貫くことによって、さらなる成績向上を目指すと述べた

菅野選手はメジャー1年目のシーズンを通じて多くの経験を積み、その中で自分の感覚や信念を大切にすることが重要であると再認識しました。華やかな環境においても、結果を出すためには柔軟な思考と自己信頼が必要だと感じたようです。今後の活躍が期待されます。
キーワード解説

  • ローテーションとは?:ローテーションとは、野球の投手陣が定期的に先発登板する順番を指します。各選手が同じ間隔で試合に出ることで、疲労を分散し、全体の成績を向上させることを目的としています。
  • データ解析とは?:データ解析とは、試合や選手のパフォーマンスを数値化し、戦略の決定に役立てることです。投手がどのタイミングでどの球種を投げるかなど、データに基づいた分析が重要視されます。
  • ターニングポイントとは?:ターニングポイントとは、状況が大きく変わる決定的な瞬間や出来事を指します。この場合、選手のパフォーマンスやシーズンの流れが変わる重要な要素となります。

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