ファーストステージでは、セ・リーグ2位のDeNAと3位の巨人、パ・リーグ2位の日本ハムと3位のオリックスが先取2勝形式で戦う
しかし、本紙専属評論家の伊原春樹氏は「CSまでの間隔が空き過ぎだ」と、現行の開催日程に苦言を呈している
「リーグ優勝したチームに至っては、そこからさらに日が空く」との注意喚起がある
巨人監督の阿部寛もこの点について日程の改善を求めている
伊原氏は、打者が実際に1流選手の150キロ台の速球に打ち返せるかどうかが疑問だと強調
また昨シーズン、セ・リーグ優勝を果たした巨人が3位のDeNAに敗戦した事例を引き合いに出し、「これだけ間隔が開けば結果は想像がつく」と述べた
あくまで観点は選手の実戦感覚の維持にある
このような問題に対して、各球団はフェニックス・リーグや社会人チームとの練習試合を通じて実戦を行う様子が見受けられるが、実際の相手チームとのレベル差が問題視されている
特に、メジャーリーグではポストシーズン前に社会人チームと試合をすることはなく、レギュラーシーズン終了と同時にポストシーズンが始まるため、選手は試合勘を維持しやすい
これに対して日本のプロ野球では、間が開くことでファンの関心も薄れてしまうという懸念がある
実際に阿部監督も「メジャーリーグは中1日でやっている」と発言し、日本のプロ野球にもそのスタイルを見習ってほしいと訴えた
去年も同様の問題提起を行っており、各球団が気にする日程の改善が今後どう行われるかが注目されている
クライマックスシリーズの日程に関する阿部監督の意見は、非常に重要な問題を提起しています。日本のプロ野球はアメリカのメジャーリーグと比較すると試合間隔が開きすぎており、選手の実戦感覚が失われるおそれがあります。ファンの関心が薄れる中でいかに盛り上げていくかが今後の課題です。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは？: プロ野球のポストシーズンにおいて、リーグ優勝を争うためのトーナメント制度のことを指します。通常、レギュラーシーズン上位チームが参加し、勝ち上がることで日本シリーズへの出場権を獲得します。
- 実戦感覚とは？: 選手が実際の試合の中で身につけるスキルや経験のことを指します。試合感覚が鈍ると、選手のパフォーマンスに影響が出る可能性があります。
- メジャーリーグとは？: 米国のプロ野球で、特に高いレベルを誇るリーグです。ポストシーズンが直ちに始まるため、選手の実戦感覚が維持されやすい環境があります。
