広島・佐々木がフェニックス・リーグで今季初の長打を記録

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 8回、適時二塁打を放つ佐々木(撮影・向亮祐) 「フェニックス・リーグ、広島3-6楽天」(9日、生目の杜運動公園第2野球場) 広島・佐々木泰内野手(22)が9日、みやざきフェニックス・リーグの楽天戦で今リーグ初の長打を放った

「3番・指名打者」でフル出場し、八回に左翼線へ適時二塁打

今季は1軍で54試合に出場して打率・271も本塁打はなかった

長打と打点が今秋のテーマ

11日からの第2クールでは、打撃コーチと二人三脚で打撃改良に取り組んでいく

 豪快に引っ張って魅力を披露した

南国・宮崎での4試合目

ようやく長打が飛び出した佐々木は「得点圏で安打を打てたのはすごく良かった」と納得顔を見せた

4点を追う八回2死一、二塁

日当の変化球を捉えた

「真っすぐから入った中で、変化球に対応できた」と明かし、「まだまだ、大きい当たりがない

打球をしっかり上げていけるようにやっていきたい」と今後の実戦で放物線を描くイメージを膨らませた

 1年目の今季は54試合の出場で打率・271

非凡な打撃センスを示す一方、プロ初本塁打は来季以降に持ち越した

9月には15戦連続安打を記録するも、全て単打

長打と打点に主眼を置き、今リーグに挑んでいる

 長打量産の鍵は軸足にあると、新井2軍打撃コーチは着目した

「軸足を使えていないような気がするね

軸足を使ってボールに(力を)伝える作業を練習からやっていかないといけない」と11日の第2クールから、本格的に打撃改良に向けた助言を送っていく

 今リーグはここまで、チーム最多の6安打と対応力は示せている

「タイミングを取るのがうまいし、(打つ)ポイントがいいからヒットになる

それは彼の素晴らしい部分

そこを消さずに、プラスアルファで軸足の使い方」と同コーチは指導方針を明確にした

「継続して、もっともっといい打席を増やしていきたい」と佐々木

ロマンあふれる長距離砲への土台を築き上げていく

佐々木選手のバッティング向上に対する意気込みが伺えます。過去の成績に留まらず、新たな挑戦を続ける姿勢に好感が持てます。今後の打撃練習も楽しみで、彼が成長することでチーム全体の成績向上に繋がる可能性があるでしょう。
キーワード解説

  • フェニックス・リーグとは?プロ野球の秋季に行われる選手育成を目的としたリーグで、若手選手が多く出場します。
  • 軸足とは?バッティングにおいて体重を支える足で、上半身の回転やパワーをボールに伝える重要な役割があります。
  • 長打とは?ヒットの中で特にバッティングをして飛距離が出て、二塁打や三塁打といった多塁打を指します。

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