広島カープ 新井監督が秋季練習を開始、「質の向上」を掲げる

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 広島東洋カープは10日、マツダスタジアムにおいて秋季練習をスタートさせた

この日は、新井貴浩監督のもと、投手と野手を合わせた約20人が参加し、約5時間にわたって汗を流した

新井監督は、参加選手に対して「量はもちろんだけど、質も上げていこう」とのメッセージを伝え、練習の具体的な方針を示した

 昨秋から特に野手に関しては練習量を増やし、選手たちのレベルアップを図ってきたが、今秋はその取り組みを維持しつつ、さらに「質」の向上にもフォーカスを当てることを強調した

新井監督は、「量は継続してこなしていくのと、あと質ですよね」と述べ、バッティング練習においては「よりケースバッティングを意識しながらやっていきたい」との考えを明らかにした

 バッティング練習では選手が気持ち良く打つことが多いが、新井監督は、実戦を意識した取り組みをする重要性も強調し、異なるボールを交えた練習を行うことで選手たちの実戦感覚を養う狙いがある

 広島カープは今季、借金20を抱え2年連続でBクラスとなる5位に終わった

そのため、巻き返しを目指し、新たなスタートを切るための練習が行われている

新井監督の「質の向上」に対するアプローチは、プロ野球の競争が激化する中で必須と言えます。選手たちが実戦を意識して取り組むことで、今後の試合に向けた準備が整い、チーム全体の底上げにもつながるでしょう。広島カープが新たなスタートを切る中で、これがどのように成果を上げるのか注目されます。
キーワード解説

  • ケースバッティングとは?:特定の状況を想定した打撃練習で、実戦での経験をシミュレートしながら判断力や技術を向上させることを目的としています。
  • Bクラスとは?:プロ野球において、リーグ戦の成績が悪く、上位3位以内に入らなかったチームを指します。今年は2年連続でBクラスとなった広島カープが、今後のシーズンで成績を向上させることが期待されています。

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