福岡ソフトバンクホークスのリバン・モイネロ投手(29)が10日に実戦形式の打撃練習(ライブBP)に登板し、その技術と精神状態を披露した
彼は、今月15日に予定されているクライマックスシリーズファイナルステージ初戦での登板が濃厚とされている
ライブBPでは、ホークスの顔でもある柳田悠岐選手をはじめ、野村、緒方の3打者と対戦し、インコースやアウトコースへ持ち球を投げ分けた
打者と3打席対戦し、安打性の当たりは一切無く、「打者と対戦よりも、自分がどこに投げたいかを(意識して)投げた」と本拠地マウンドでの調整に充実感を示した
モイネロは、「大体は自分が投げたいところに投げられたので良かった」と自信を持った様子で語った
また、倉野チーフ投手コーチも「これだけの投手
内容どうこうよりしっかり投げられたことが一番
球の強さもあった」とモイネロへの信頼を強調した
特に、柳田との対決が注目された
モイネロが2年連続でパ・リーグ最優秀防御率に輝き、柳田はチームの主砲である
この貴重な対戦の結果、柳田は一直、二ゴロ、中飛とモイネロに軍配が上がった
過去に一度対戦した経験があるモイネロは、柳田について冗談交じりに「結構、穴があるバッターだなって感じです」と述べた
続けて、「今日もカーブを投げたら打ち返されたが、投げ続けていくうちに結構、穴があるなと感じた」と語った
これは、彼自身が積み上げてきた実績と信頼の賜物であり、彼の明るいキャラクターがあってこその発言だった
モイネロは、来日9年目で先発としての実績も積み重ね、今季はリーグ連覇に貢献する柱として活動している
防御率1・46は彼の高い評価を裏付けており、チームにとって欠かせない存在となることが期待されている
柳田は「素晴らしいです」とモイネロを賞賛し、短期決戦を前に最高の投手と打者との対戦が、お互いにとってプラスになることを期待した
ポストシーズンへ向けて両者にとって意義深い時間となった
モイネロ選手のライブBP登板は、チームのポストシーズンに向けた準備が着実に進んでいることを示しています。彼の実績と信頼に裏打ちされた投球は、チームにとってどれほど重要かが感じられます。また、柳田選手との対立も両者の成長に繋がっていると思います。
キーワード解説
- ライブBPとは?実戦形式の打撃練習で、ピッチャーが実際の試合に近い形でボールを投げ、打者が実際にバッティングを行う場面を指します。
- 防御率とは?投手が試合で与えた得点の少なさを示す指標で、数値が低いほど優れた投手とされます。
- クライマックスシリーズとは?日本のプロ野球において、リーグ優勝チームとその下位チームが対戦し、最終的な日本シリーズ出場権をかけて争うプレーオフ制度のことです。

