特に、来季から新たに就任するサブロー監督は「Vision2025」というビジョンを掲げ、強いチーム作りに向けて力を注いでいく意向を示しました
サブロー監督は、今季限りで退任する吉井理人監督の後を受け、2026年シーズンに向けた新たなチーム作りを進めています
8日にZOZOマリンスタジアムで行われた就任会見では、最下位の結果を厳しく受け止め、若手選手の成長を促すためには厳しい練習が必要であると強調しました
特に、「甘さを取り除いて厳しい練習をして、若い選手が羽ばたけるようなチームにしたい」と意気込みを語りました
会見後、早速秋季練習が始まり、チームの主力選手たちが参加しています
投手では、小島和哉が5年連続で規定投球回に到達し、また、種市篤暉は11月に行われる『ラグザス侍ジャパンシリーズ2025』の日本代表に選出されています
野手陣には、高卒7年目で初の規定打席を達成した藤原恭大や、27二塁打を記録した西川史礁、さらにはシーズン100安打を達成した寺地隆成といった若手選手も多く、将来を期待される存在です
秋季練習では、自分の順番がすぐに回ってくる濃密な内容となっており、各選手が走塁や守備、打撃練習を行なっています
特に寺地選手は、個別練習の後も守備練習を行うなど、ハードな練習を地道に重ねています
また、秋季キャンプの日程も発表され、宮崎でのキャンプが10月29日から11月17日まで行われる予定です
オフには美馬学選手が引退し、長年チームを支えてきた選手たちが退団する中で、チームは急速に若返りを進めています
小島選手は、「自分の成績も悪かったので、それも受け止めないといけない」と反省の意を示す一方で、ベテランの意識を持ち、若手を引っ張る立場としての責任を感じています
藤原選手も、若手が多くなる中で自らが中心になれるよう意気込んでおり、チームとしての一体感が徐々に見え始めています
来季は、今年の反省を生かし、経験を積んだ選手たちが活躍することが期待されます
秋の練習を通じて心も体も鍛え上げ、歓喜の秋を迎える準備を整えていきます
今回のロッテの変革は、最下位に終わったシーズンを受けての必然とも言えるものです。新監督サブローのもと、若手選手が多くなる中での競争が、チーム全体の士気を高める可能性があります。また、厳しい練習を通じて選手たちが成長できる環境が整えられることが期待されます。
キーワード解説
- サブローとは?:サブローは、ロッテの新監督であり、これまで二軍監督や一軍ヘッドコーチを務めてきた選手で、選手育成にも定評があります。
- 規定投球回とは?:規定投球回は、プロ野球で投手が一定の投球回数に到達したことを示し、その年の成績を評価する重要な指標です。
- 秋季キャンプとは?:秋季キャンプは、シーズン終了後に行われる練習で、選手たちがオフシーズンのトレーニングを行いながら、来季に向けて準備を進める場です。

