元レッドソックス外野手マイク・グリーンウェルさん死去、62歳
米大リーグのボストン・レッドソックスで外野手として名を馳せ、その後阪神タイガースでもプレーしたマイク・グリーンウェルさんが、2025年10月9日に死去したことがレッドソックスによって発表された享年62歳
球団によると、グリーンウェルさんは甲状腺がんと闘っていたという
彼はメジャーリーグでの12年間のキャリアの中で、通算打率は.303を記録している
1997年に阪神タイガースに加入した際は大きな期待を受けていたが、5月10日の巨人戦で自打球を受けて右足甲を骨折し、シーズンを通してはわずか7試合の出場にとどまった
この際、彼は「神のお告げがあった」と発言し、その後すぐに退団を発表
また、彼の加入と退団は大きな話題となった
グリーンウェルさんの訃報を知った瞬間、29年前の出来事が脳裏を駆け巡ったという
1996年のオフ、阪神タイガースは“暗黒時代”の真っただ中にあり、監督の吉田義男氏が就任、清原和博選手の獲得を試みたが失敗に終わるなど多くの出来事があった
そんな中で彼との出会いがあり、グリーンウェルの入団交渉の取材が始まった
当時、彼はレッドソックスでの大物選手であり、なぜ彼が日本、しかも阪神に来るのかという情報が流れていた
そのため、マスコミは彼の動向に注目しており、入団交渉が進む中、グリーンウェルさんの自宅を訪問することにもなった
広大な敷地に驚愕しながらも、無邪気な彼との楽しい交流もあったが、予想もしなかった波乱の結末が待っていた
「神のお告げ」という言葉が語られるたびに、あの冬を思い出すという吉田義男氏の言葉が印象的だ
亡くなった年齢は62歳と若すぎる
グリーンウェルさんの死去は、多くの野球ファンにとって悲しいニュースであり、特に阪神タイガースのファンにとっては、彼の波乱に満ちた経歴は記憶に残るものでした。彼の才能や人柄が、今後の選手たちにも影響を与え続けることでしょう。
キーワード解説
- 甲状腺がんとは? 甲状腺がんは、甲状腺という首の前部に位置する腺から発生するがんです。甲状腺は体の代謝を調整するホルモンを分泌する重要な役割を持っていますが、その機能に影響が出る場合があります。
- メジャーリーグとは? メジャーリーグは、アメリカとカナダで行われるプロ野球リーグで、全世界でもっとも権威のあるリーグとされています。MLB(Major League Baseball)の略称で知られ、約30のチームで構成されています。
- 打率とは? 打率は、バッターの打撃成績を示す指標で、特定の試合やシーズンの間にヒットを打った回数を全打席数で割った数字です。高い打率は、選手の打撃能力を示す重要なバロメーターです。
- 自打球とは? 自打球とは、バッターが自分自身にボールを当ててしまうことを指します。これにより、選手が怪我をすることもあります。

