この会見には日本ハムの新庄剛志監督(53)とオリックスの岸田護監督(44)が出席し、両者の間でユーモアが交わされる中、戦術についても言及された
新庄監督の口撃
新庄監督は、オリックスの先発投手である山下舜平大(23)を攻略する方法についてコメントし、オリックス側に挑戦状を叩きつけた「清宮君がエラーしたときはものすごく点数が入るので、オリックスさんには一塁ゴロがあまり飛ばないようにしてもらえるとうれしい」との発言で、観客の笑いを誘った
岸田監督のカウンター
これに対し、岸田監督は「今日はしっかり調整して、一塁ゴロの練習をしていきたいですね」と、ユーモアを交えて反撃新庄監督にうまく康正を続ける形となった
この日の会見には一塁手の清宮幸も出席しており、彼の今季の三塁手としての失策数がリーグ最多であることが指摘された
清宮のエラーの影響
清宮選手は今季、三塁手として12回もエラーをしており、それが試合の流れを左右しているというデータが存在する新庄監督の発言は、清宮選手の守備に対する不安を暗に示した形になり、岸田監督はそれを受けて「次の試合に向けて調整します」と述べ、試合への意気込みを示した
下剋上を狙う両チーム
クライマックスシリーズでの両チームの成績は12勝12敗1分けと拮抗しており、特に3位からの下剋上を狙うオリックス側は意気込んでいる岸田監督は、「あの(昨年の対戦での)待球作戦のときよりも、山下は成長している」と語り、平常心を保った
また、日本ハム側は清宮選手を狙った戦術も公言し、試合前から緊張感を漂わせた
オリックスと日本ハムの監督が会見でユーモアを交えながら戦術について語ったことは、気軽な雰囲気を保ちながらも、試合への本気度が感じられ興味深かった。特にお互いの選手の情報を知りつくした上での発言には、戦術に対する真剣さが伝わってきた。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?プロ野球のポストシーズンの一部で、優勝を決定するための重要な戦いです。
- エラーとは?選手が守備を行う際にボールを扱うミスのことを指し、得点につながりやすい状況を生み出してしまいます。
- 攻略法とは?相手チームの弱点を突いて勝つための戦術や方法のことです。
- 待球作戦とは?特定の状況で球を待って狙った場所に打つことを目的とした戦術です。

