田中投手は、昨オフに楽天から巨人に移籍し、偉業達成まで残り3勝の状態で新たなシーズンを迎えた
開幕ローテーションに名を連ね、移籍初先発で勝利を飾るも、その後は二軍生活が続くなど足踏み状態となった
結局、レギュラーシーズン最終登板での勝利により200勝を達成し、自身にとっても巨人移籍後初の勝利となった
偉業達成でも、本音を言えば……
シーズンを3位で終えた巨人は、10月11日から行われるクライマックスシリーズ(CS)で2位のDeNAと対戦することになり、阿部慎之助監督(46)は田中の先発起用について「もちろん投げてもらいます頭数が足りていない状態なんで」と発言した
田中は元々、ニューヨーク・ヤンキース時代にポストシーズンで5勝を上げた実績があるため、指揮官の期待がより一層高まっている
「球団も戦々恐々としている」
また、田中の来季年俸に関する問題も浮上している今季の田中の推定年俸は1億6000万円プラス出来高で、インセンティブが全て発生すれば昨季よりも高額の2億6000万円近くを得る可能性があった
しかし、今季の成績は3勝4敗という状況であり、球団は高額年俸に見合った活躍とは言えず、減俸を検討せざるを得ない状況だ
しかし、チーム内では「安易に減俸を提示したら、再び問題が起こるのではないか」との懸念が広がっている
昨オフ、田中は楽天退団の際に減額制限を超えた減俸を提示され、「もう期待されていない」「居場所はない」と語った経緯がある
田中はSNSやYouTubeを通じて意見を発表することが多く、次にどのような反応があるか予測できないため、球団は慎重になっている
昨オフには慎重な交渉を経て巨人への移籍が実現し、田中のプライドも考慮される形となった
今オフの減俸提示に田中が納得することは難しいとの見方が多く、現状維持か、記録達成を祝う形での微増が予想される
田中の200勝達成については、多くの球団関係者が「偉業達成のサポートができて良かった」と評価する一方で、契約更改の場面で混乱が生じる懸念も広がっている
田中将大投手が日米通算200勝を達成したことで、彼のキャリアにまた一つの大きな足跡が刻まれました。しかし、年俸問題が浮上している中、球団との交渉がどのように進展するかが注目されます。田中選手のプレースタイルとチームへの影響も考慮した交渉になるでしょう。
キーワード解説
- 日米通算200勝とは? 日本のプロ野球とアメリカのメジャーリーグでの勝利を合わせた数で、選手の優れた実績を示す指標とされています。
- クライマックスシリーズ(CS)とは? 日本のプロ野球で行われるプレーオフのこと。通常シーズンで上位に入ったチームが優勝をかけて戦います。
- 減俸とは? 選手の年俸を減少させることを指します。特に成績が期待に応えられなかった場合に行われることが多いです。

