監督は試合を振り返り、相手の先発投手である伊藤投手について、「さすがのピッチングをされました
なかなか打ち崩すのは大変でした」と言及し、その素晴らしさを認めた
オリックスは、伊藤投手との今季の対戦成績を基にしたオーダーを組み、相性を重視した配置を試みた
具体的には、今季対戦打率が.500の宗選手を1番、.462の太田選手を2番、同じく.462の中川選手を4番、そして.600の西野選手を5番に起用する戦略を採った
しかし、肝心の打撃はあと一本が届かず、チャンスを活かせないまま試合が進行
試合の中でオリックスは、0-0のままで迎えた2回の2死一、二塁の場面で9番の広岡選手が空振り三振を喫し、続く4回には満塁のチャンスも生かせず遊ゴロに倒れた
さらに、0-2の状況で迎えた5回にも宗選手の四球と太田選手のヒットで無死一、二塁のチャンスを作ったが、強攻策を取った紅林選手が遊ゴロ併殺に倒れ、良い流れが掴めなかった
先発投手の山下選手は6回を投げ、6安打2失点という内容で粘り強いピッチングを見せたが、打線の援護が無く敗北に終わった
岸田監督は山下選手の頑張りを称賛しつつも、「1点でも取っていれば、試合の流れを変えることができたはずだった」と悔しさをにじませた
オリックスは、過去2回参加したCSファーストステージでいずれも日本ハムに敗退しており、12日の第2戦には負けるか引き分けでも敗退が決定する厳しい状況となっている
岸田監督はエースの宮城選手に期待を寄せ、「宮城はウチのエースなので、きっとやってくれると思います」と力強くコメントし、必勝を期した
オリックスがプレーオフの初戦で日本ハムに敗れたことは、今後に向けての大きな試練となります。特に、打線が好機を逃したことが敗因として挙げられ、次の試合ではその反省を踏まえたより効果的な攻撃が求められます。エースの宮城選手がどのようなピッチングを見せるのかが注目です。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは？：プロ野球の playoffsに該当し、リーグチャンピオンを決定する重要な試合です。
- 先発投手とは？：試合の最初から登板する投手で、チームの勝利に大きく影響する存在です。
- 打率とは？：選手が打席に立った回数に対するヒットの数を示す数字で、選手の打撃成績を表す重要な指標です。
