11日には甲子園球場で行われた全体練習に参加し、俊介2軍野手コーチ(38)からマンツーマンで外野守備の指導を受けながら新たなスタートを切った
西選手は「いろんな人に相談して、本当に1週間ぐらいずっと悩んでいた
やるって決めたからには、いまさらピッチャーとか言っても仕方ない
バッターで活躍できるようにやりたい」と決意を新たにした
特に、8日に行われたSGL(スプリング・グラウンド・レッスン)には糸井嘉男スペシャルアンバサダーが訪れ、西選手と深い話を交わしたという
糸井選手は過去に投手から外野手に転向し、通算1755安打を記録した偉大な選手である
西選手は「しくじり先生(バラエティー番組)」を視聴し、転向に関する先人の知恵を学んだことも明らかにした
「人より遅れているから、しっかり練習も人の倍以上やらないといけない」という金言を胸に刻み、練習後も室内練習場で個別練習に励んでいる姿が印象的だった
投手から動きの少ない外野手への転向は簡単ではないが、過去には糸井選手や石井琢朗、嶋重宣といった左打者が成功例とされている
その中でも西選手は「僕は右ですけど、頑張ろうと思います」と自信に満ちた表情で語り、新たな歴史を作る意思を表明した
西純矢選手の野手転向は、選手生命を大きく変える挑戦であり、注目が集まる。経験者からのアドバイスを受けながら努力する姿勢は、今後の活躍への期待感を高めている。
キーワード解説
- 転向:選手が本職を変えること。例えば、投手から野手に変更すること。
- マンツーマン指導:一人の指導者が一人の生徒に対して行う個別指導。
- 打者転向:投手が野手(バッター)に転向すること。

