ソフトバンク井﨑が実戦復帰、明るい未来へ向けた新たな一歩

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◆みやざきフェニックス・リーグ ソフトバンク3―3ヤクルト(12日、西都原運動公園野球場)福岡ソフトバンクホークスの育成選手、井﨑燦志郎投手(21)が約4か月ぶりに実戦復帰を果たしました

彼は5回に2番手としてマウンドに立ち、初打者を二ゴロに打ち取る好スタートを切りますが、続く打者への四球が響き、一時的にピンチを迎えました

しかし、続けざまに右飛と空振り三振を奪い、見事に相手の攻撃を防ぎました

井﨑選手は登板後、「楽しんで投げようと思ったが、緊張してしまった」と振り返ります

それでも、続く6回には2者連続の空振り三振を奪うなど、力強いパフォーマンスを見せました

最終的には1回⅔を投げて1安打無失点、3奪三振を記録し、最速154キロをマークしました

牧田和久2軍ファーム投手コーチ(40)は、「彼の持ち味は真っすぐの強さで、5回に出た四球については、球を離すタイミングが早かったことを助言したところ、2イニング目はとても良くなった」とコメント

その言葉からも、井﨑投手のポテンシャルの高さが伺えます

育成ドラフト3位で入団した井﨑選手は、福岡県内屈指の進学校、福岡高出身

今シーズンはウエスタン・リーグで5試合に登板し、0勝1敗、防御率2.30という成績を収めました

しかし、5月5日の広島戦以降、腰椎分離症に苦しみ、リハビリ期間を経て今回の復帰に至った経緯があります

さらに、井﨑選手にとって特別な存在だったリハビリ担当コーチ、森山良二さん(62)の退団が10月7日に発表されました

井﨑選手は、「お父さんのような存在でした

感謝の気持ちでいっぱいです」と語り、長期間のリハビリ中に森山コーチが与えた影響の大きさを実感しました

彼は、「どれだけやらかしても、前向きな失敗ならいい」と言ってくれた森山コーチの言葉を胸に、未来への希望を抱いています

10日には退団の挨拶をし、森山コーチから「期待してるけん、頑張れよ」と激励された井﨑選手は、「任せてください」と力強く答えました

今後の故障からの回復と、来季への飛躍が期待されます

井﨑選手の復帰は、若手選手への大きな励みとなる一方で、選手生命を脅かす怪我からの復活には多くの努力と時間が必要です。彼が直面した課題と、それを乗り越えるための意欲が、今後の彼の成長を楽しみにさせますね。
キーワード解説

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