斎藤は試合の最後の打者を二ゴロに打ち取ると、喜びの表情で右腕を突き上げ、その姿には誇りが滲んでいた
完璧なピッチング
この試合での斎藤は、第1戦に続き2戦連続のセーブを挙げたいずれの試合も3者凡退で抑えるなど、完璧な内容だった
斎藤は試合後、「最高でしたね
投球内容もどうでもいい
勝てたことがもう最高です」とコメントし、結果を重視する姿勢を見せた
魔球ツーシームの威力
斎藤のピッチングスタイルには、彼の代名詞とも言える“魔球”が含まれている今回の試合では、最速159km/hを計測したツーシームがその一つであり、フォークボールと組み合わせながら打者を打ち取った
ツーシームとは、ボールに回転をかけることなく、縦の軌道で急激に変化する投球法で、速球と思わせることで打者に錯覚を起こさせる効果がある
過去の挑戦と成長
斎藤は昨年11月のファンフェスティバルで、新庄監督から田中と共にダブル守護神に指名されたしかし、春の段階では結果が出ず、今季はわずか3セーブに留まっていた
この間、指揮官の信頼を勝ち取り、7月から9月にかけて21試合連続無失点という記録を打ち立てた
次なる挑戦に向けて
連勝を重ねた日本ハムは第1ステージを突破し、昨シーズンの最終ステージでの3連敗を喫した敵地に乗り込む斎藤は「忘れ物を取りに行くので、みんなで4勝取ってエスコンに帰ってきたい」と意気込みを語っている
今季のソフトバンク戦では7度登板し、無失点の成績を残しており、新たな守護神としての自信を深めている
日本ハムの斎藤友貴哉選手がクライマックスシリーズでの素晴らしい投球を記録し、チームの勝利に大きく貢献した。特に、彼の持ち味であるツーシームが威力を発揮しており、今後の戦績にも期待が寄せられている。彼の成長とチームの勝利でファンが再び盛り上がることは間違いない。
キーワード解説
- セーブとは？野球において、セーブは投手が試合の終盤に出場して、チームを勝利に導く役割を果たしたことを示す統計の一つです。
- ツーシームとは？ツーシームは、ボールが投げられた時に回転がほとんどないため、予想外の軌道を描いてバッターを困らせる投球方法のことです。
