この講義は通算20回目となり、若い学生たちに向けて多くの貴重なアドバイスを授けた
選手に必要なメンタルの強さ
原氏は、強い選手に共通する要素として「前向きさ」を挙げ、「落ち込まないことが大切」と語ったまた、前向きでいるためには、過去の失敗を栄養にすることが必要だと説明
「負けたことや少々の挫折を乗り越えなければ、さらっと次に進んでも良い結果が生まれない
その場面では反省が必要であり、その対策を考えた時点で前を向くことができる」と続けた
寝る前の心構え
原氏はさらに、「監督を17年間続けられた理由は、悩み事を考えずに眠ることにある父の教えを守ることで、考えるべきことが本当に重要ではないと気づかされた」と振り返った
父の教えを学生に伝えた
監督1年目の頃、父である貢氏から「寝る時は心配事を忘れなさい」と教わった原氏は、当時の経験を学生たちにも伝えた「寝る前に、明日が自分のための新たな始まりであると考えることがメンタルに良い影響を与える」と結論付けた
学生たちはこの金言を真剣に受け止め、原氏の前向きな考え方に耳を傾けた
原辰徳氏の特別講義は、若い選手たちにとって貴重な学びの機会でした。前向きな考え方や、悩みを持ち込まない心構えが選手生活において大切だという教えは、今後も多くの選手に影響を与えることでしょう。
キーワード解説
- メンタルとは?精神的な強さや安定を指します。アスリートにとって、試合のプレッシャーや失敗から立ち直る能力が求められます。
- 反省とは?自分の行動を振り返り、改善点を見つける過程を指します。スポーツにおいては、ミスを繰り返さないために重要なステップです。
- 対策とは?問題に対処するための手段を指します。成功するためには、失敗を踏まえて計画を見直すことが必要です。