昨季の日本一の経験を持つDeNAは、3位の読売ジャイアンツとのファーストステージ初戦において、筒香嘉智選手が2本のホームランを含む4安打3打点の活躍を見せ、6–2で勝利を収めました
続く第2戦では、先発のジャクソン投手が初回に5点を失う厳しい展開となりましたが、すぐに反撃の狼煙を上げました
佐野恵太選手の2ランホームランや石上泰輝選手の3ランホームランにより同点に追いつきました
しかし、延長11回に1点を勝ち越され、2アウトランナーなしという苦しい状況に陥りました
それでもDeNAは最後まで諦めず、石上選手の内野安打と盗塁で二塁へ進むと、林琢真選手が同点適時打を放ち、代打・度会隆輝選手が右安を打ってランナーを追加しました
そして、打席には蝦名達夫選手が立ち、適時打でサヨナラ勝利を飾りました
この逆転サヨナラ勝利は、特に印象的なもので、CSファイナルステージへの希望をさらに強めました
昨年、DeNAは8月終了時点で57勝57敗2分だったものの、9月と10月に14勝12敗と勝ち越し、クライマックスシリーズ(CS)に進出しました
阪神タイガースとのCSファーストステージを連勝、巨人とのCSファイナルステージも4勝3敗で日本シリーズ進出を決定しました
今年も8月まで54勝60敗5分と厳しい状況でしたが、9月と10月は17勝6敗1分と好調を維持し、CSを迎えることができました
また、エースの東克樹投手をファーストステージで温存できたことも大きいでしょう
昨季のCSでは、敵地・甲子園でファーストステージを連勝で勝ち進み、その流れを活かして、初戦をとることができれば昨年のCSファイナルステージのような展開も期待できます
今年もDeNAと阪神にとって、初戦が重要な意味を持つことは間違いありません
DeNAのCSファーストステージでの連勝は昨年の優勝経験を活かした結果であり、特に粘り強いプレーが光ります。緊迫した状況でも逆転を果たしたことは、チーム全体の士気を高める要因となるでしょう。初戦がどれほど重要であるかを現実に示す試合運びは、ファンにも大きな期待を抱かせるものです。
キーワード解説
- クライマックスシリーズ(CS)とは?プロ野球におけるポストシーズンのプレーオフで、リーグのトップチームが日本シリーズ進出を目指して争います。
- サヨナラ勝利とは?試合の最終回に得点を入れ、同点の状態から逆転に成功して勝つことを指します。
- ホームランとは?打者がボールを打って、球場の外に飛ばし、1点を得るための得点方法です。

