巨人・三塚琉生選手の成長と新打法における成功の要因
2025年シーズン、プロ野球巨人に所属する三塚琉生(みつか・るい)外野手が目覚ましい成長を見せている3年目の今季、2軍で78試合に出場し、打率.318を記録
さらにチームトップとなる9本塁打をマークし、6月には支配下契約を勝ち取るなど、その成績は注目に値する
三塚選手の飛躍の背景には、昨秋に実施した打撃フォームの改造がある
矢野謙次2軍打撃チーフコーチは、「今までと真逆のことに取り組んで結果を出している」と述べ、具体的にはアッパー気味のスイングをダウンに近いレベルスイングに変更したことが成功に結びついていると指摘した
巨人2軍は今季、80勝44敗2分けでイースタン・リーグの優勝を果たし、チーム打率.264、542打点、576得点はリーグ1位という結果を出している
矢野コーチは「選手たちの成長を目にすることができて嬉しい」と語り、中でも三塚選手について「数字で言えば彼が最も目立つ」と強調した
三塚選手は桐生第一高から2022年育成ドラフト6位で巨人に入団したものの、1年目に左膝を負傷
その後、長いリハビリを経て実戦復帰を果たし、昨年6月には3軍で活動を始めた
今年5月には2軍に初昇格し、19試合で4本塁打を記録するなどの活躍を見せ、さらなる成長が期待されている
新打法に挑む三塚選手の努力や粘り強さは、自身の成長の大きな要因といえる
矢野コーチは「彼の粘り強さがあるからこそ、実践的な練習を続けられた」と語っており、今後の成長に対する期待が高まっている
三塚琉生選手が取り組んだ打撃改造は、プロ野球選手にとって非常に重要な要素の一つである。新しいスイングに挑むことは簡単ではなく、特に今までの習慣を変えることは大きな挑戦だ。矢野コーチの指導の下で取り組んできた三塚選手の粘り強さには感心させられる。今後の活躍がますます楽しみだ。
キーワード解説
- 支配下契約とは?: 支配下契約は、プロ野球の選手がチームの一員として正式に登録されることを指します。これにより、選手は1軍や2軍での試合に出場することができます。
- アッパースイングとダウンスイングとは?: アッパースイングは、バットを下から上に振り上げる打ち方であり、ダウンスイングは上から下に振る打ち方です。これらのスイングの違いは、打球の角度や飛距離に影響を与えます。
- OPSとは?: OPSは出塁率と長打率を足し合わせた指標で、選手の攻撃力を表すものです。OPSが高いほど、選手が試合で得点をする能力が高いことを意味します。

