巨人・山瀬慎之助選手、6年目のシーズンで打撃にさらなる進化
巨人・山瀬慎之助捕手が6年目のシーズンを迎え、2軍で自身初の打率3割を達成するなど、「打てる捕手」としての覚醒が期待されている今季、2軍では攻守ともに重要な役割を果たし、イースタン・リーグ優勝に貢献した
1軍では出場がわずか1試合にとどまったものの、名コーチ・矢野謙次2軍打撃チーフコーチの指導により、打撃スタイルに改革が起きている
巨人2軍は今季、80勝44敗2分けでイースタンを制し、攻撃面でもリーグ1位の記録を残した
特に山瀬選手は自己最多の100試合に出場し、昨年の打率.219から今季は.302へと飛躍的な成長を見せた
春季キャンプでは一度1軍スタートが期待されたものの、開幕前に2軍降格
その過程で、山瀬選手はアッパースイングでの飛距離を追求していたが、矢野コーチの指導によるティー打撃で壁にぶつかることになった
コーチは「30センチ四方の小さな的を狙って打つ練習をした
山瀬はバットが下から出ているため、的にうまく当たらなかった」と説明する
この特訓を通じて、山瀬選手は打球をコントロールするためには上から打つ必要があると気づき、スイングが大きく変わった
「本人の気づきから、効果が出てきた」と矢野コーチは評価する
この変化が功を奏し、反対方向にも強い打球を放つことができるようになり、9月28日には1軍初昇格、10月1日の中日戦ではプロ初打点を記録した
今回のニュースでは、山瀬選手の打撃技術の向上と、指導者の役割が重要であることが取り上げられています。山瀬選手自身が気づきを得て打撃スタイルを変えたことが、今後の成長に繋がると期待されます。若手選手の成長はチームにとっても大きな戦力になりますので、今後の動向が注目されます。
キーワード解説
- 打撃改造とは?:選手の打撃技術の向上を目的としたトレーニングや指導のことを指します。
- アッパースイングとは?:スイングの際にバットを上方向に振り上げる打ち方のことを言います。
- ティー打撃とは?:ティーに置かれたボールを打つ練習のことです。選手がスイングを確認するための基本的な練習です。

