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巨人、2年ぶりにS班設立へ 岡本選手の回復も順調

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2025年1月14日、東京読売ジャイアンツ(巨人)の1軍、2軍、3軍の首脳陣が川崎市のG球場でコーチ会議を開催し、2月の宮崎キャンプで2年ぶりにS班を設ける方針を確認しました

このS班は、昨シーズン終盤に腰痛を発症し「左第五腰椎分離症」と診断された岡本選手の順調な回復を踏まえ、またベテラン選手たちの調整をよりスムーズに行うために設けられます

阿部慎之助監督は今回の会議で「勇人(坂本選手)、チョーさん(長野選手)、丸選手、和真(岡本選手)、マー君(田中将選手)、外国人がS班となる」と明言しました

このS班プランはスポーツ報知の新春インタビューでも取り上げられており、監督はコーチ陣とともに再確認しました

新外国人選手のマルティネス選手やキャベッジ選手、昨年在籍していたグリフィン、ケラー、バルドナード、ヘルナンデス選手もマイペースでの調整を許可されるとのことです

また監督は、「沖縄では投手に実戦登板させるつもりでいる」と述べ、2月下旬に行われる那覇キャンプでの外国人選手の実戦登板にも期待を寄せています

S班の独自調整期間は若手選手にとってのアピールの場となるとされており、阿部監督は「効率的に短時間で練習することは重要だが、練習の量も確保しなければならない」と強調しました

また、選手が基本的な反復練習を飽きさせないよう工夫することもコーチ陣の重要な役割であると述べ、全首脳陣でその方針を共有しました

その後、首脳陣は徒歩で約15分、車で約3分の距離にあるファーム新球場で新人合同自主トレを視察しました

今回の巨人のS班設立は、チームの選手育成にとって重要な一手であり、特に若手選手にとってはアピールのチャンスとなることが期待されます。阿部監督の方針がどのように選手たちのパフォーマンスに影響を与えるのか、今後のキャンプが注目されます。
キーワード解説

  • S班とは? S班は特定の選手たちが集まり、効率的かつ集中したトレーニングを行うために設けられる特別なチームのことです。
  • 腰椎分離症とは? 腰椎分離症は、脊椎の骨が通常の位置からずれ、神経を圧迫することで痛みを引き起こす状況を指し、選手にとっては長期休養が必要となることがあります。

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