巨人、2025年シーズンは15ゲーム差で優勝を逃す—誤算の数々と若手の成長を振り返る

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巨人、2025年シーズンの誤算を検証—優勝への道は険しい

2025年10月16日、巨人はクライマックスシリーズ(以下、CS)第1ステージでDeNAに連敗し、シーズンを終えた

優勝を果たした阪神とは15ゲーム差をつけられ、巨人の戦いは早々に幕を閉じた

この記事では、シーズンを通じた勝負所での敗北の原因を探る

主将制廃止の意図

阿部監督は昨年12月、全員がキャプテンとしての意識を持つことを期待し、20年ぶりに主将を設けないことを発表した

ファンに「このメンバーならば、4連覇、5連覇が可能だ」との期待を込めたが、現実は厳しかった

チームの雰囲気と個人の意識

チーム内の雰囲気は決して悪くはなかったが、選手たちが淡々としており、積極性に欠ける場面が多かった

ギラギラ感の不足が影響し、重要な試合で完封負けを喫するなど痛恨の敗北が続いた

悪循環の連鎖
首位・阪神との3連戦を前に、巨人は失策やバント失敗、走塁ミスが重なり全て1点差での連敗を喫した

これにより、優勝争いは遠のいてしまった

圧力とプレッシャー

他球団は、選手たちの「心のブレ」を見透かしていた

阿部監督が求める自己犠牲の象徴とも言える犠打は、今季バント成功率がリーグ最下位という結果をもたらした

また、高ストライクでの勝負を求められた投手陣も、四球から崩れる場面が多く見受けられた

若手の成長と来季への期待

2025年シーズンは様々な原因が重なりV逸となったが、中山や泉口、現役ドラフトで加入した田中瑛の躍動など若手選手の成長は成果として評価できる

来季に向けて、V奪回と14年ぶりの日本一を目指すためには、課題を糧にし、さらに強化する必要がある

(特別取材班)=おわり=2025年シーズンの巨人は、重要な試合での敗北が目立ち、チーム全体の意識が問題に見えた。しかし、若手選手の成長も見られ、来季への期待が高まっている。課題を克服することで、さらなる戦いが期待される。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズとは? postseasonの一部で、各リーグの上位チームが進出し、優勝を争うトーナメントです。
  • 犠打とは? 打者が自らの出塁を犠牲にして、走者を進めるためのバントのことを指します。
  • 完封負けとは? 試合で相手チームから一点も得点できずに敗れることを指します。
  • ストライクゾーンとは? 投手が投げるボールがボールとして認められる範囲のことです。ここでの勝負が投球の成否を決定づけます。

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