阪神、佐藤輝の一打で同点に追いつき勝利をもぎ取る
◇セCSファイナルステージ第2戦 阪神5―3DeNA（2025年10月16日 甲子園）感情がほとばしるフィールドの中で、阪神タイガースの4番・佐藤輝選手が8回に重要な一打を放ち、チームを同点に引き戻した2－3という苦しい状況の中、1死一、二塁の場面で、佐藤選手は投手・伊勢の放った高めのフォークボールを見事に捉え、鮮やかな一、二塁間へのヒットを打った
この一打によって二塁走者の近本選手がホームに生還し、試合を振り出しに戻した
「（展開的にも）良かったです
しっかり1球で、いいバッティングができたと思います」と、佐藤選手は打席後に力強く語った
この試合の流れが変わった瞬間は、実はその直前の守備にもあった
3番手の湯浅投手が連打を浴び、無死二、三塁のピンチを迎えたが、佐藤選手はここで魅せた
2死一、二塁の局面では、山本選手の打球を華麗に処理し、捕手・坂本選手との連携で三塁走者を刺すなど、攻撃のリズムを作る素晴らしい守備を見せた
「もう、勝つつもりでみんなやったので、結果的にそう（勝利に）なって良かったです」と試合後の佐藤選手は話した
26歳のバッターである彼は、初回から輝きを放っており、1死二、三塁の場面でしっかりと先制の適時二塁打を決め、さらに4回にも逆方向への二塁打を放つなど、攻撃に貢献している
サウスポー投手相手に見事な対応をする佐藤選手の姿は、ファンを沸かせただろう
「いやあ、シビれましたね！」と彼は試合後、勝利の後輩に対する期待を込めた言葉を漏らした
不動の4番としての役割を果たし、チームを日本シリーズ進出へと導く力強い一打を放った
この試合での活躍により、佐藤選手はCSでの打率を500とし、過去4年間の苦しい数字から脱却
40本塁打＆102打点を記録したシーズンからの勢いを維持していることが証明された
阪神の佐藤輝選手が見せた一打は、試合の流れを一変させるものでした。特に、苦しい状況からの同点打は彼自身の自信にも繋がったことでしょう。また、ファンもその活躍に希望を見出し、日本シリーズ進出へ向けて期待感が高まります。
キーワード解説
- フォークボールとは？：フォークボールは投手が投げる変化球で、バッターが振り出した時に急に落ちる特性があります。このため、タイミングがずれて打ち損じることが多くなります。
- CSとは？：CSは「クライマックスシリーズ」の略で、プロ野球のポストシーズンにあたるプレーオフの一種です。チームが勝利することで日本シリーズへ進むための重要な試合です。
- マルチ安打とは？：マルチ安打は1試合で二つ以上の安打を打つことを指します。選手の調子が良いことを示す指標となります。
