阪神・森下が延長10回サヨナラ本塁打、重要なファウルが試合を左右した

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◇セ・リーグCSファイナルステージ第2戦 阪神5―3DeNA(2025年10月16日 甲子園)阪神タイガースは、甲子園球場で行われたセ・リーグチャンピオンシップファイナルステージ第2戦において、横浜DeNAベイスターズとの対戦で劇的な勝利を収めた

特に注目すべきは、延長10回に放たれた森下のサヨナラ本塁打である

この一発は試合を決定づけるものだったが、その背景には先の打席でのファウルがあったことを強調したい

試合は8回まで1点を追う展開の中、森下は二塁に走者を置いた状況でフルカウントからの投球、低めのフォークボールを見事にファウルとして弾き返した

このファウルは、DeNAの投手・伊勢に心理的な影響を与えた可能性が高い

伊勢は次の球を投げる際、そのファウルによって投球コースをより厳しく狙う必要が生じた

実際、7球目の投球は外角に投げた直球であり、その結果、森下は四球を選ぶことができた

この四球の後、続く4番打者・佐藤輝が打席に立つことになり、一般的な野球のセオリーによれば「四球の後の初球を狙え」があるため、伊勢は慎重にフォークから入りました

このフォークが高めに浮いたところを佐藤はしっかりと捉え、同点となる右前打を放つ

同点に追いつかれた阪神は、その後投入した投手陣、石井と及川により試合を優位に進めた

DeNAにとっては3−2でペースを守る必要があり、そのプレッシャーがかかった舞台で森下のファウルが試合の行方を大きく左右したと言える

今回の阪神対DeNAの試合では、森下が放ったサヨナラ本塁打だけでなく、それに至るまでの流れが特に感銘深いものでした。ファウルの1球が、相手投手に心理的な影響を与え、その結果が試合を変えるという野球の奥深さを再確認させられました。このような一球一球が勝敗に直結するのがスポーツの魅力です。
キーワード解説

  • サヨナラ本塁打とは?:試合の最終局面で、相手チームがリードしている状態で打たれた本塁打のこと。本塁打を打った選手のチームが逆転勝利を収める。
  • ファウルとは?:投球されたボールを打者がバットで打ったが、フェアゾーンに入らなかった場合のこと。また、打者がボールを打った地点から外れた場合もファウルと呼ばれる。
  • フルカウントとは?:ボールが3つ、ストライクが2つで、次の球が決まると打者がアウトになるか、出塁するかの大事な場面のこと。
  • 心理戦とは?:試合の進行に伴い選手が持つ心理的なプレッシャーや考え方の対決のこと。投手と打者の駆け引きが重要な要素となる。
  • 四球とは?:打者が投球を4回ボールになると、自動的に1塁に進むことができること。これは打者にとって出塁が容易な状況を意味する。

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