試合は0-0のまま迎えた8回、柳田悠岐外野手(37)が先制の3ランホームランを放ち、CS歴代最多タイとなる10本目のアーチを記録しました
これにより、チームは本拠地でのCS連勝を11に伸ばしました
この日の試合で、柳田選手の打球は逆方向の左翼スタンドに着弾し、彼自身も感情を隠せずに大きな歓声を上げて仲間たちとハイタッチを交わしました
「えぐいですね
今、バリ(凄く)疲れてます
アドレナリンが出ました」と興奮を隠せない様子でした
両軍無得点の8回、1死一、二塁のチャンスで上原投手の150キロの速球を捉え、試合を決定づける一撃を放ちました
試合後のお立ち台でも「初めまして
柳田です!」「アドレナリンMAX!」と、熱っぽく興奮を表現しました
今シーズンは右脛骨骨挫傷により長期間離脱していた柳田選手は、9月末に復帰
その中でもポジティブな態度を保ち続け、チャンスを待っていました
「戻った時にはいいパフォーマンスを出せるようにと考えていました」と振り返ります
柳田選手はこれまでのCSでの通算本塁打を、球団OBの内川聖一選手に並ぶ歴代トップの10本に増やしました
「次は内川さんを超えたい」とも話しており、意欲を見せています
また、レギュラーシーズンの最終戦となった10月の2試合でも連続でホームランを放ち、打撃への探究心が衰えない姿を見せています
この勝利により、ソフトバンクはアドバンテージを含めて3勝0敗となり、日本シリーズ進出に王手をかけました
過去のデータでは、CSで先に王手をかけたチームの93%が日本シリーズに進出しており、今回のように無傷の王手をかけた24チームは全て進出を果たしています
チームの勝利を支えた多くのスタッフへの感謝の思いを胸に、柳田選手はまずはCS突破を果たし、昨シーズン叶わなかった日本一を目指して進みます
今回の試合での柳田選手の活躍は、彼が長期離脱から復帰した後に見せた真価を証明するものでした。クラッチヒッターとしての能力は今も健在で、チームを勝利に導く大きな役割を果たしました。また、過去のデータからも日本シリーズ進出の可能性が非常に高いことが示されており、ソフトバンクのファンには期待が膨らむ結果となりました。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?:プロ野球のポストシーズンに行われるシリーズで、上位チーム同士が対決し、日本シリーズ進出をかけた戦いを繰り広げます。
- アドバンテージとは?:CSでは、レギュラーシーズンの成績に基づいて、勝利数に勝ち点が加算される制度です。これにより、シーズン上位チームは有利になります。
- ホームランとは?:野球で打者が球をスタンドに打ち込むことをいいます。得点が直接加算されるため、非常に重要なプレーです。
- 選手交代とは?:試合中にチームの選手を別の選手と交換することです。戦術や選手の状況に応じて行われます。

