読者の皆さんへ。新たなコーチ人事が発表され、若い選手もベテランも刺激を受ける発表となりました。今回の異動は、千葉ロッテマリーンズが“自分の力を引き出す野球”をさらに深めたいという意志の表れです。今後の展開を分かりやすく解説します。
新体制のお知らせ
千葉ロッテマリーンズは西岡剛氏を一軍チーフ打撃コーチ兼走塁コーチとして就任させることを決定しました。新たな打撃部門は栗原健太打撃コーチと二人体制で運用され、背番号は後日発表されます。なお大塚明一軍チーフ打撃コーチ兼走塁コーチは今季限りで退団の申し出を受理しました。ファンの間では、経験と熱意を持つこの布陣が若手の成長を後押しするか注目が集まっています。
西岡氏プロフィール
- 生年月日: 1984年7月27日
- 出身地: 大阪府
- 投打: 右投両打
- 身長・体重: 182cm・81kg
- 血液型: A型
- 球歴: 大阪桐蔭高~千葉ロッテ(03~10年)~ミネソタ・ツインズ(11~12年)~阪神(13~18年)~栃木ゴールデンブレーブス(19~21年)~北九州下関フェニックス(22~24年)
西岡氏コメント
「このたび、チーフ打撃コーチ兼走塁コーチを務めさせていただくことになりました。現役時代に育てていただいたこのチームで、再びユニホームを着てグラウンドに立てることを心から光栄に思います。サブロー監督とは、同じ時代を戦い抜いてきた仲間であり、心から信頼する指導者です。そのサブロー監督が目指す“選手が主役のチームづくり”に、自分のすべてを注ぎたいと思います。」
「打撃指導では、選手それぞれが持つ感性をどう引き出すかを大切にします。打撃は形ではなく“タイミング”です。自分のタイミング、自分のリズム、自分の“間”を掴めるかどうかが結果を左右します。その感性を信じ、自分のスイングに責任を持てる選手を育てていきたいと思っています。メンタルの部分でも、選手が“自分で考え、自分の感覚を言語化できる”ようになることを目指します。コーチが型を与えるのではなく、選手が自分の中で答えを見つけられる環境をつくる。僕の役割は、その感性を磨くためのヒントを与える存在でありたいと考えています。走塁も同じです。塁上で何パターンも予測できる野球IQを高め、感覚を研ぎ澄ませば、数字には表れない一瞬の差が勝負を決めます。野球は頭と体、そして心のバランスがすべてです。ファンの皆さま、マリーンズらしい“人間味ある野球”を、ここからもう一度作っていきます。これからも温かいご声援をよろしくお願いします。」
「私はここ数年、自分の次の人生の目標に向けて新しい勉強を始めていました。現役を終えてからも自分自身の可能性を広げたいという思いがあり、野球の世界とは少し離れた分野でも多くの学びを得ているところです。そんな中で今回、このような形でチームから声をかけていただいたことに、心から感謝しています。限られた時間の中で自分がこれまで経験してきたこと、学んできたことを少しでもチームに還元できるように努めたいと思っています。現役時代にお世話になった球団、ファンの皆さまに恩返しできる機会をいただいた以上、しっかりと責任を持って、一人でも多くの選手が成長できるようサポートしていきたいです。」
これからのシーズン、若手の成長と全体の戦術理解がどのように変わるのか、ファンの皆さんと一緒に見守っていきたいと考えています。読者の皆さんの声も力に変え、球場の雰囲気を温かいものへと一段と高めていきましょう。

