落合博満氏が語るセ・リーグDH制導入の影響と監督の苦労

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現役時代に3度の3冠王を獲得し、監督として中日ドラゴンズを4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(71)が、10月17日に自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」で、2027年度から導入が決まっているセ・リーグの指名打者(DH)制度について語りました

DH制度とは?

指名打者制度(DH制度)とは、プロ野球で特定の打者が投手の打席を代わりに打つことを許可するルールです

この制度により、監督は投手を交代させずに打撃に専念させることができるため、戦略の幅が広がります

監督時代の選手選別について

落合氏は、当時中日監督を務めていた際にDH制度があった場合には、どの選手をDHとして選んだかについて言及しました

「タイロン・ウッズや福留孝介、中村紀洋、和田一浩、トニ・ブランコの中から選ぶのではなく、もっとホームランを打てる外国人選手を探して連れてくる」と発言

必ずしも既存のメンバーにとらわれず、新たな選手を探し出す姿勢を示しました

DH制度導入による監督の負担

落合氏は、DH制度にも監督としての苦労が存在するとし、「代打を送るか、ピッチャーに打席に立たせるかの判断は最も難しい」と語りました

ここでの判断は試合の流れを大きく左右するため、戦略的な思考が求められます

また、投手がまだ投げられる状態の時に、打席での重要な選択をする場合もあり、その時は「打席に立たなくていいなら、ピッチャーだけを考えればよい」と述べ、DH制度の利点を活用することも重要だと強調しました

落合博満氏の発言は、プロ野球におけるDH制度の導入が、選手選択や試合運営にどのような影響を与えるかを考えさせられる内容でした。監督の判断が試合の結果を左右するので、選手層を厚くするための新しい選手の発掘が重要であることが強調されました。
キーワード解説

  • 3冠王とは?:3冠王は、プロ野球において同一シーズンにホームラン打数、打率、打点の3つの部門でリーグのトップとなる選手を指します。
  • 指名打者制度(DH制度)とは?:指名打者制度は、従来のルールにおいて投手が打席に立たず、特別に打者を指名してパフォーマンスを発揮させる制度です。

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