広島・栗林良吏投手が先発転向を決意、期待と不安を抱えて新たな挑戦へ

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広島東洋カープの栗林良吏投手が2026年シーズンから先発に転向することを発表した

この転向は、新井監督からの提案によるものであり、栗林選手にとっては守護神としての5年間の成果を経た新たな挑戦となる

これまでリリーフ一筋での271登板、134セーブを誇る栗林選手だが、30歳を迎えるシーズンに異例とも言える先発への道を選んだ

栗林選手は、この転向について「不安はあるが、練習を重ねることでそれを自信に変えたい」と語り、逆に新しい挑戦へのモチベーションが高まっていると述べた

先発転向の提案を受けたのは9月で、正式な打診はシーズン終了後に行われた

監督からの「やれ!」という強制ではなく「考えているが、どうだ」という選択肢を与えられたことで、最終的に自らの意志で決断することができた

トヨタ自動車時代にはエースとして活躍した栗林選手は、先発への思いを持っていたが、その感情は今とは異なるという

「今の私はチームに貢献できるところであればどこでもいい」とし、期待に応えたい気持ちが一番であると語った

これまで守護神として経験したプレッシャーが、先発としての挑戦の強みになると考えている

今後、栗林選手が1イニング1イニングを大切にしながら、試合を重ねていく様子は、リリーフ専門の選手とは異なる視点を持つことになる

新井監督は「良い意味での遊びを持つことができれば、投手としての幅も広がる」とし、栗林選手の挑戦に期待を寄せている

今シーズンは、チーム全体でリリーフ陣に譲ったため、栗林選手自身も新たな役割に向けた準備が必要で、心身においても負担軽減のものであると言える

特に、今季は先発陣が低迷し、最多勝利が床田の9勝という屈辱的なシーズンを迎えた

これから大瀬良、森下らとともに若手との競争に挑むことになるが、栗林選手は「来春のキャンプを通して目標を立てられるように頑張りたい」と意気込みを語った

シーズン終了から間もない今、栗林選手の新たな挑戦はすでに始まっている

栗林選手の先発転向は、広島の投手陣に新たな風を吹き込むかもしれません。これまでリリーフとしての経験を活かしつつ、新しい挑戦をする姿勢は多くのファンに勇気を与えるでしょう。新井監督の期待にも応えられるよう、これからの練習が楽しみです。
キーワード解説

  • 先発とは?先発とは、試合において最初に登板して投球を行う投手のことを指します。先発投手は試合の流れを作る重要な役割を担っており、長いイニングを投げることが求められます。
  • リリーフとは?リリーフは、試合の途中から登板し、先発投手が降板した後に投球を行う投手のことを指します。ピンチを救う役割や、試合の終盤を守ることが多く、守護神と呼ばれるクローザーもこの一部です。
  • 守護神とは?守護神とは、試合の最後のイニングを任される主にリリーフ投手のことで、特に試合を締めくくる役割を持ちます。精神的な強さや安定した投球が求められます。

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