このシートは、2024年のレギュラーシーズン公式戦の全試合において、アイビーシートに2組4人を招待するという特別な企画である
招待対象者は、25年度のファンクラブ会員や、ファンクラブKIDS会員、「Tigers iD」の登録者(無料)となっている
申し込みは22日まで、各会員専用ページを通じて受付ける
吉田義男氏の功績と球団への思い
阪神のレジェンド、吉田義男氏(91歳)は現役時代に華麗なフィールディングを誇り、史上最強の遊撃手として名を馳せた彼は「今牛若丸」というニックネームでも知られ、阪神タイガースの監督を三度にわたって務め、1985年には21年ぶりのセ・リーグ制覇を達成し、球団初の日本一に導いた
吉田氏は53年にプロ入りし、阪神の歴史の栄光と挫折を共にしてきた
吉田氏は「今では考えられないほど観客が少なかった時代を経験した私からすれば、球界屈指の人気球団になりました」と振り返る
彼は「ファンに恩返しがしたい」との思いから「吉田シート」の企画を温め、阪神の粟井一夫球団社長(60)に提案したところ、快く承諾を得た形となる
記念シート設置の意義
甲子園球場にOBの個人名が付いたシートを設置することは異例であり、吉田氏の背番号「23」は永久欠番に設定されている彼は「阪神が永遠であるために、OBとして協力を惜しまない」と支援を約束し、ファンへの感謝の気持ちを形にすることができたことを喜んでいる
吉田氏のコメント
吉田氏は以下のようにコメントしている「私は選手として、また監督、解説者、評論家として半世紀以上にわたって阪神タイガースに関わってきました
これまで厳しく、かつ温かく見守っていただいたファンの方々に何かご恩返しができないかと、ずっと考えていました
このたび、思いを『吉田義男シート』という形で示すことができました
歴史と伝統を継承し続けることを強く願っています
引き続きのご声援をお願い申し上げます
」この記事は阪神タイガースの吉田義男氏による新たな企画「吉田義男シート」の誕生を報じています。このシートの設置は、球団創設90周年を祝う意義深いものであり、吉田氏の長年の貢献とファンへの感謝の気持ちが込められています。野球界における芋づる式な歴史や伝統の継承といった側面にも触れています。
キーワード解説
- 吉田義男とは? 阪神タイガースのレジェンドプレーヤーであり、監督としても成功を収めた人物。彼の名前は球団の名誉の象徴とも言える。
- アイビーシートとは? 甲子園球場に設けられた特別な席で、特にVIP観客のために設計されている。
- 永久欠番とは? 選手が球団に多大な功績を残した際、その背番号が未来永劫使用されないことを決定する制度。