清宮幸の瞬時の判断が日本ハムを連勝へ導く、パCSファイナル第4戦

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◇パCSファイナルステージ第4戦 日本ハム9―3ソフトバンク(2025年10月18日 みずほペイペイD)試合が進行する中で、日本ハムの清宮幸選手が見せた瞬時の守備判断が、チームにとって重要な場面を救った

この試合、早い段階から日本ハムがリードを奪い、6回裏の場面で7-3のスコアの中、重要なプレーが繰り広げられた

清宮の巧みな守備

6回、先頭打者の栗原選手が打った一ゴロが高くバウンドし、三塁から一塁へ守備位置を変更していた清宮選手がそのボールを処理した

この瞬間、彼は反射的に判断を下し、バウンドしたボールを処理

もしボールを持ち替えていた場合、送球は間に合わず、アウトにすることができなかっただろう

清宮選手はベースカバーに入っていた投手・北山選手に完璧なタイミングでグラブトスを行い、先頭打者をアウトにした

試合の流れを変えるプレー

このプレーは、谷内内野守備走塁コーチの言葉を借りれば「理想はゴロに入り込んでのトス」であるが、状況に応じて自らの判断で行動した清宮選手の勇気を称えるべき内容だった

実際、直前の攻撃では日本ハムは1死一、三塁のチャンスを生かせず無得点に終わっており、先頭打者が出塁した場合、試合の流れが一変する可能性があった

連勝の流れへ

最終的に、その後の回を3者凡退で終えた日本ハムは連勝を収め、アドバンテージを含めてシリーズは2勝3敗に

崖っ縁で必死の戦いを強いられる中、清宮選手の好判断が連勝の勢いをさらに加速させたのは間違いない

試合後、清宮選手は自らのプレーについて「見て判断することができた」と振り返り、チームに貢献できたことを喜んだ

清宮選手のこの守備は、選手としての判断力の高さを示すものであった。試合が進む中で、どのような判断を下すかが試合の結果に大きく影響することがある。瞬時の判断が日本ハムの連勝に繋がった、重要な場面であったといえる。
キーワード解説

  • グラブトスとは?:野球において、捕球したボールをグラブを使って別の選手に送る動作のこと。
  • 三塁とは?:野球のベースの一つで、得点を目指すためにはここを踏まなければならない。
  • アウトとは?:野球で、攻撃側のプレイヤーがプレーを続けられなくなる状態。
  • パCSとは?:パシフィック・リーグのクライマックスシリーズの略称で、リーグ優勝を決定するためのシリーズ。
  • 連勝とは?:試合を複数回連続で勝つこと。

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