広島・栗林良吏、来季先発転向を発表
広島東洋カープの栗林良吏投手(29)は18日、廿日市市の大野練習場での取材で来季から先発投手に転向することを明らかにしたこれまでリリーフ専念だった栗林が新たな役割を果たすことに、チームの期待が寄せられている
彼は今シーズンの不振を挽回し、来季の先発陣をけん引する覚悟を決めた
新井監督からの打診を受けて
栗林はシーズン終了前に新井監督から先発転向を打診され、それに快く応じた「監督がそうやって考えてくださっているなら、そこで頑張りたいと思っています」と、その意気込みを語った
今季、広島は32年ぶりの2桁勝利達成者が不在であり、先発陣の苦戦が目立っていた
栗林の加入がチームの状態を改善する希望とされている
栗林の心境と今後の練習方針
「気持ちとしては不安が多い」と率直に本音を吐露する栗林だが、「練習して不安を自信に変えたい」と意欲的な姿勢を見せた社会人時代にはトヨタ自動車のエースとして活躍し、最少失点を目指した経験を生かし、1イニングずつ大事にしていく方針を掲げている
制球力向上と投球戦略
栗林は先発投手として、以前よりも球種を増やすことが必要であると認識している「得意球ばかりで勝負しても意味がない」と述べ、対戦打者との駆け引きが求められるポジションでの成長に意欲を燃やしている
また、制球力を更に向上させることを目標として掲げた
精神的負担を軽減し、新たな挑戦へ
今季は右肘手術から復帰し、55試合に登板新井監督からの先発転向の背景には、心身両面での負担軽減と選手への期待もある
栗林は「不安を取り除けるように」と意気込み、オフ期間に特訓を重ね、自信を持って来春キャンプに臨む決意を固めている
広島の栗林良吏投手が来季から先発投手に転向する意向を表明しました。彼がこれまでリリーフ専攻でありながらも新たな挑戦を決意したことは、チームにとっても大きな期待を寄せる出来事です。栗林が成長し先発投手として成功することを願うファンも多いでしょう。
キーワード解説
- 先発投手とは?プロ野球において、試合の初めから登板し、主にチームの先頭に立つ役割を果たす投手のこと。先発投手は長いイニングを投げることが求められ、戦略的な投球が重要とされる。
- 制球力とは?ピッチャーが投球する時にボールを意図した場所に投げる能力のこと。制球力が高い投手は、ストライクゾーンをきちんと把握して、相手バッターを効果的に抑えることができる。
- 社会人野球とは?高校卒業後に企業が運営するチームでプレーする野球のこと。社会人野球では練習に専念し、プロ野球選手を目指す選手が多い。

