阪神、駐ドミニカ共和国スカウトにマウロ・ゴメス氏を任命 2027年のDH制導入に向けて動き出す

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【球界ここだけの話】阪神タイガースは10月13日、元選手であるマウロ・ゴメス氏(41)が新たに駐ドミニカ共和国のスカウトに就任したことを公式に発表した

この人事は、2年ぶりの日本一を目指す阪神にとって重要な一歩となる

今後は、2027年シーズンから導入される見込みの指名打者制(DH制)に合わせて、選手の獲得に向けた新たな戦略が求められている

ゴメス氏の経歴と期待

ゴメス氏は、阪神において2014年に入団し、その年には打点王(109打点)を獲得

3年間で総計65本塁打、260打点という素晴らしい成績を残している

そのパワフルな打撃はファンの心を掴んだが、かつては体重が120キロを超えており、シーズンオフには金本知憲監督から減量指令が出されるエピソードも知られている

現在、ゴメス氏は「新たな視点から貢献し、成功を続けられるように全力を注ぐ」とコメントしている

DH制導入の影響

セ・リーグでは、2027年から指名打者制が導入される見込みであり、これにより「打つだけの助っ人」の需要が高まることが予想される

阪神はこの制度を活かし、特にパワーヒッターをターゲットにした選手獲得を狙っている

今季パ・リーグ本塁打王である日本ハムのフランミル・レイエス選手は、その典型例として注目される存在だ

選手獲得の難しさ

近年の阪神における外国人選手の獲得は成功例が少なく、体力面での不安も指摘されている

特にセ・リーグとパ・リーグの外国人選手には違いがあり、阪神のベテラン渉外担当者は「パ・リーグには守備を気にしないパワーヒッターが多い」と語る

これは、パ・リーグがDH制を持っているためだ

結論
2027年に向けて、ゴメス氏の役割には期待がかかる

外国人選手の獲得だけでなく、競争力を維持しつつ、阪神ファミリー全体の成長にも寄与することが求められている

今回の阪神タイガースの人事は、2027年に導入が予定されているDH制に向けた重要な施策です。ゴメス氏が持つ経験と知識を活用し、チームの強化に向けてのカギとなることが期待されます。
キーワード解説

  • スカウトとは?チームや選手を見つけて契約する役割を果たします。
  • 指名打者制(DH制)とは?打者に専念させるために守備をしない選手を起用する制度です。
  • パワーヒッターとは?ホームランなど長打を打つ力が優れた選手を指します。

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