阪神・近本光司、リセットなしで日本シリーズに臨む意向を示す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
阪神タイガースの外野手、近本光司選手(30)は19日、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを勝ち抜いた後、心の準備を変えずに25日に開幕予定の日本シリーズを迎える意向を示しました

近本選手は2年前の日本シリーズで最優秀選手(MVP)に輝いた経験があるため、再度の頂上決戦に向けて「楽しくプレーできればいいかな」と抱負を語りました

対戦相手はまだ決まっていませんが、レギュラーシーズン中には交流戦を除き対戦したことのないパ・リーグの投手陣との対峙(たいじ)を心待ちにしていると話しました

阪神はセ・リーグでスイープ勝利を決める一方、パ・リーグではCSファイナルが第6戦にまで及ぶ接戦となり、相手が決定しない状況です

しかし、近本選手の心は揺るがず、「結局は自分がどうしたいかや、自分がどのようにパフォーマンスを発揮できるかが重要で、相手との戦いよりも自分自身との戦いだ」とコメントしました

初戦が福岡であろうが北海道であろうが、準備のプロセスに変わりはなく、中12日間のインターバルを挟んだCSから日本シリーズまではわずか1週間という短期間ですが、「気持ちはリセットしません

通常モードで臨めると思います」と強調しました

2023年の日本シリーズではMVPに輝いた近本選手ですが、再び優勝を目指す上での心構えについて語りました

CSファイナルでは11打数3安打、打率は・272を記録し、初戦では重要な三盗を成功させるなど、勝利への貢献を果たしました

近本選手は試合を通じて自分がやりたいプレーを実現し、必要に応じて修正しながら進んだ経過を振り返っています

「対戦相手の投手陣については、過去の対戦データなどの情報はあるものの、新鮮な楽しみを感じています」と話し、未経験の相手と向き合うことの醍醐味(だいごみ)も感じているようです

初めての強力な投手との対戦を制することで、自らのキャリアの新たな一歩を踏み出すことができると信じています

近本光司選手が日本シリーズを前にリセットせずに臨む姿勢は、選手としての成熟を感じます。心と体を整えた上で未知の相手と向き合うことは、野球を楽しむための重要な要素であり、彼の考え方は多くの人にとっても示唆に富むと思います。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズとは?プレーオフの一環として行われる野球のシリーズで、各リーグのチャンピオンを決定するための試合です。
  • MVPとは?「Most Valuable Player」の略で、その試合や大会で最も優秀な選手に与えられる賞のことです。
  • 対峙(たいじ)とは?直訳すれば「向き合う」という意味で、今回は相手チームや選手と対戦することを指します。
  • 醍醐味とは?物事の最も面白い点や本質的な楽しさを指す言葉です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。