南海（現ソフトバンク）、広島、巨人で20年のキャリアを持つ西山さんが高校卒業後に下した重要な決断について、詳細に紐解く
高校野球を経ての選択
西山さんは大阪・上宮高から1985年度のドラフトで南海から4位指名を受けてプロ入りを果たしたしかし、高校野球の全国大会に出場することなく、夏の地方大会5回戦で東海大仰星に敗北し、高校野球人生は幕を閉じた
その後の進路を問われた際、野球部の山上烈監督から大学進学を勧められたが、彼は即座に「それは、勘弁してください」と断った
上下関係のストレス
西山さんが大学野球を拒否した理由は、「もうこれ以上、殴られるのはイヤ」との強い思いだった彼の高校時代には、上下関係が厳しく、先輩に対する絶対的な服従が求められていた
18歳までは耐えてきたものの、これ以上は耐えられないと感じ、大学進学を選択肢から外したという
プロ野球への希望
次に西山さんは、「プロ野球でお願いします」と希望を伝えたこの発言に対し、監督から「プロ野球の話が来ている」と告げられ、期待が高まった
特定の球団へのこだわりはなかったが、先輩たちとの競争を避けたかった思いがあったため、近鉄からの指名には不安を覚えた
ドラフトの結果と南海への入団
1985年11月20日のドラフト会議で、近鉄からの4位指名を受けた西山さんは衝撃を覚える「なんで先輩と競争せなあかんねん」と、自らの思いを率直に表現した
その後、南海からも4位指名を受け、無事に希望する球団への入団が決まった
入団前、西山さんは「大阪球場でプレーするのは嬉しかったが、地元のためか逆に誘惑も多かった」と若き日の苦悩を振り返る
実際、地元に近い贅沢な環境は、しばしば彼の集中力を妨げたとも語った
西山秀二（にしやま・しゅうじ）、1967年7月7日生まれ、大阪府出身
1985年のドラフトで南海に入団
広島で正捕手として名を馳せ、2005年に巨人に移籍、その後引退
プロ通算ない1216試合、打率.242、50本塁打を記録
また、各球団でバッテリーコーチを歴任した
この記事では、西山秀二氏がプロ野球を目指す際に直面した選択とその背景が描かれています。高校時代の厳しい上下関係や、プロ進出への強い意志は、彼のキャリア形成に大きな影響を与えました。若い選手たちに向けたメッセージも込められています。
キーワード解説
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