日本ハム、CSファイナル第6戦で惜敗 新庄監督の進化と未来への期待
◇パ・リーグCSファイナルステージ第6戦 日本ハム1―2ソフトバンク(2025年10月20日 みずほペイペイD)2025年のパーソルクライマックスシリーズ(CS)パ・リーグファイナルステージ第6戦が10月20日、みずほペイペイドームで行われ、リーグ2位の北海道日本ハムファイターズがリーグ制覇を成し遂げた福岡ソフトバンクホークスに1対2で敗れた日本ハムは、アドバンテージの1勝を含む戦績を3勝4敗とし、新庄剛志監督(53)は昨年に続き、同ステージでの敗退となった
当初、0勝3敗という厳しい状況から3連勝を果たし逆王手をかけたが、最終戦であと一歩届かず、監督としての日本シリーズ進出は5年目の来季に持ち越されることとなった
試合後、新庄監督は「めちゃくちゃいいファイナルだったし、めちゃくちゃいいシーズンでした」と振り返り、「1位同士が行くのが、日本シリーズ
僕たちが行くべきじゃない
まだまだ強くなる
来年は断トツに優勝して、日本シリーズに行く準備をします」と今後への強い意気込みを示した
また、試合前の選手とのミーティングについては「ガタガタって震えながら“何もありません”って言った」と語り、選手たちと握手を交わし、勝利を共有する姿を見せた
登板はなかったが、第3戦で好投したエース・伊藤をブルペン待機させるなど、指揮官らしい戦略を見せた
新庄監督は、高卒4年目の右腕・達を中4日で先発させ、途中で少しの粘りを見せたものの、結果的にソフトバンクに撃墜される形となったが、若手選手の成長を期待している様子が伺えた
続いて出場した福島も好投し、「これだけ活躍したら他チームからもうらやましいのでは」と笑顔を見せた
古巣・阪神との日本シリーズは実現しなかったが、監督の「ファンには姿を見せたかった」という思いも伝わった
CS史上初の0勝3敗からの3連勝は新たな歴史を生み、その3試合で計22得点を挙げ、強い印象を残した
日本ハムにとって、25年の大航海は終わったが、来年への新たなスタートが始まる
「個人成績を上げていけば、さらに強いチームになる」とつぶやきながら、最後まで明るい表情を見せた新庄監督
来シーズンこそ、彼の独自の魅力を大いに発揮することに期待がかかる
日本ハムの新庄監督がCSファイナルステージ第6戦で敗れたものの、チームの成長や次シーズンへの期待を強調したことに感銘を受けた。この試合は厳しい戦いの連続だったが、選手たちとの絆が再確認できた瞬間でもあった。未来への前向きな姿勢が、ファンにとっても大きな勇気となるだろう。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?プロ野球のポストシーズンにおけるトーナメント形式の大会で、リーグごとの優勝チームが日本シリーズ出場権をかけて戦う。
- アドバンテージとは?シリーズ開始前にポイントを与える制度で、特定の条件をクリアしたチームが有利になる。
- エースとは?チームの中で最も信頼される投手のことで、勝利を重ねやすい能力や経験を持っている。
- ミーティングとは?選手たちが集まって戦略を話し合ったり、コミュニケーションをとる場のこと。

