巨人、前田健太獲得に向けて本格始動 先発投手の補強が急務

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 2025年10月21日、東京

今シーズンのCSファーストステージでDeNAに連敗した読売ジャイアンツ(以下、巨人)は、監督の阿部慎之助がオフシーズンの大補強に向けて動き始めたと報じられています

スポーツ紙のデスクによると、巨人はメジャーリーグで10年間プレーした前田健太を獲得するために本格的に交渉を進めているとのことです

 前田健太は日米通算で200勝まであと35勝に迫っており、特に昨年は3勝7敗、防御率6.09という成績でしたが、2年連続で200勝を達成するための重要なピースとされているようです

元メジャーリーガーの田中将大との「二枚看板」になり、精神的な支柱としての役割も期待されています

ただし、同学年の選手たちが最近のパフォーマンスに課題を抱えているため、不安も残ります

 また、巨人の先発投手陣には課題が山積しており、エースの戸郷翔征と井上温大の不調に加え、故障者が続出しています

唯一安定した成績を残している山崎伊織を除くと、先発投手が不足しているため、阿部監督はFA市場からの積極的な補強を検討している模様です

選手名 通算成績 最近の成績
前田健太 メジャー68勝 3勝7敗、防御率6.09
田中将大 メジャー99勝 成績良好
戸郷翔征 エース 不調
 さらに、巨人は中日ドラゴンズの柳裕也や楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大といった注目の先発投手の獲得を目指しています

柳は昨年の開幕投手ですが成績は芳しくなく、則本もリリーフ転向を宣言しているため、獲得に向けたリスク評価が求められます

巨人の今後の補強戦略が大きな注目を集めています。前田健太の獲得を進める中、他の先発投手の候補も挙がっていることから、チーム再編成への意欲が感じられます。ただ、選手の成績や健康状態に依存するリスクも高く、慎重な判断が求められるでしょう。
キーワード解説

  • 前田健太とは?:MLBで10年プレーした投手で、日米通算68勝を記録しています。2021年にはトミー・ジョン手術を受けており、現在は復帰を目指しています。
  • FAとは?:フリーエージェントの略で、選手が所属しない状態で他の球団と契約交渉ができる制度を指します。
  • トミー・ジョン手術とは?:投手の肘の靭帯(じんたい)を修復する手術で、多くの若手選手が受けることがあります。

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