巨人・岡本和真内野手がポスティングシステムを利用し大リーグ球団との移籍交渉へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
巨人は10月22日、岡本和真内野手(29)がポスティングシステムを利用した大リーグ球団との移籍交渉を行うことを発表した

この日、岡本選手と吉村禎章編成本部長が東京・大手町の球団事務所にて会見を行い、ポスティングの申請をする意向を示した

ポスティングシステムとは、選手が日本の球団に残留しながらも、米大リーグの球団と契約を交渉できる仕組みである

このシステムは、選手が海外で新たなチャンスを得るためのもので、一定の手数料を日本の球団に支払うことが前提となる

岡本選手は、11月1日以降、日本野球機構(NPB)を通じて米大リーグ機構にポスティング申請をする予定である

巨人からポスティング申請を行うのは2019年オフの山口俊投手、2020年オフの菅野智之投手に次いで3人目となり、野手では初めてのこととなる

球団側は、岡本選手の今までの成績を高く評価しており、発表したコメントには「岡本選手は2015年の入団から11年間で通算1069安打、248本塁打、717打点、打率2割7分7厘、OPS(出塁率と長打率を合算した指標)8割8分2厘と、日本のプロ野球選手として類いまれな成績を残し、3度のリーグ優勝に大きく貢献しました」と記されている

また、2023年から2年間にわたりキャプテンを務め、チームの中核として活躍してきた岡本選手の思いとして「30歳になる前に大リーグで自分の力を試したい」という意向を受け入れ、球団はポスティング制度を介した移籍交渉の支援を約束した

岡本和真選手がポスティングシステムを利用して大リーグでの挑戦を決意したことは、彼の成長にとって大きなステップです。過去11年間での成果を踏まえ、新たな舞台で自らの力を試す機会を得ることは、本人にとって重要な選択であり、ファンやチームメイトにも影響を与えるでしょう。今後の彼の動向に注目です。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?選手が日本のチームに残りながら、アメリカのメジャーリーグの球団と契約を交渉できる制度のことです。この仕組みを使うことで、選手は海外で新たなキャリアを築くチャンスを得ることができます。
  • OPSとは?出塁率と長打率を合算した指標で、選手が出塁し、かつ得点を上げる能力を示す重要なデータです。高い数値は選手の攻撃力を意味します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。