岡本和真のポスティング移籍、全30球団での交渉が可能に

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巨人は10月22日、岡本和真内野手のポスティング移籍を認めると発表しました

この発表に伴い、岡本選手は東京・大手町の球団事務所で記者会見を開き、「欲しいと言ってくれればどこでも嬉しい」と全30球団との交渉が可能であることを示しました

巨人からポスティング移籍が認められるのは、山口俊投手、菅野智之投手に続いて3人目であり、野手としては初めてのケースです

岡本選手の発言と今後の展望

会見では、「オーナーと話しをさせていただいて、快く送り出してくれたことに感謝しています」と語り、将来的にMLBでプレーしたいという気持ちがあったことを明かしました

理想の球団については「本当に無くて、欲しいと言ってくれればどこでも嬉しい」と全30球団に対してオープンな姿勢を示しています

また、11月に控える試合への準備を優先したいとも語っています

岡本選手の成績と移籍の背景

今季は5月に左肘靱帯を損傷し長期離脱を強いられましたが、8月の復帰後は打率.327、15本塁打、49打点と主砲としての役割を果たしました

しかし、チームはクライマックスシリーズファーストステージでDeNAに敗れ、日本一の夢は叶いませんでした

岡本選手は「日本一になれなかったので申し訳なく思っていますが、MLBで勝負したい気持ちが強い」と語ります

球団の見解とサポート

巨人球団は公式の文書で、岡本選手がプロ入りから11年間で1089安打、248本塁打、717打点、打率.277、OPS.882という輝かしい成績を収めてきたことを強調しました

また、30歳前に大リーグでの挑戦を認めることが、本人の意思を尊重するものとして意義があると述べています

球団は今後も岡本選手が悔いなく選択できるよう、全面的に支援すると明かしています

今後のポスティングシステムについて

今年のポスティングシステム申請期間は11月1日から12月15日まで設定されており、米国の球団との交渉は申請が通知された翌日の午前8時から45日目の午後5時まで行われます

これにより、岡本選手は迅速に新たなチームとの交渉を進めることが期待されています

岡本和真選手のポスティング移籍が認められることで、今後のMLB挑戦が現実味を帯びてきました。彼の意欲や成績からも、どこの球団からも注目される選手であることが分かります。球団も彼の挑戦を支援する姿勢を見せており、今後の動向に注目が集まります。
キーワード解説

  • ポスティング移籍とは?:日本のプロ野球選手がメジャーリーグベースボール(MLB)に移籍するための制度で、指定の球団からの許可を得てその交渉を行うものです。
  • MLBとは?:アメリカのプロ野球リーグで、メジャーリーグと呼ばれ、世界的に最もレベルの高い野球リーグとされています。
  • 打率とは?:選手の打撃成績を示す指標で、ヒットの数を打数で割った数値です。高い打率は選手の打撃力が高いことを示しています。
  • OPSとは?:出塁率と長打率を足した数値で、選手の攻撃力を示す指標の一つです。

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