巨人、ドラフトで鷺宮製作所・竹丸和幸投手を1位指名
2025年10月22日、東京・大手町の巨人球団事務所にて、チームのスカウト会議が行われ、鷺宮製作所に所属する最速152キロの左腕投手、竹丸和幸(23歳)が23日のドラフト会議において1位指名されることが決定しましたこの発表は、榑松伸介スカウト部スカウトディレクターから伝えられました
この日、巨人はスター選手の岡本和真内野手が今オフにメジャーリーグへ挑戦するためのポスティングシステムを利用することも発表しました
岡本選手の離脱はチームにとって大きな痛手となるため、その代わりとなる選手の獲得が来シーズンの大きな課題として浮上しています
今年のドラフトでは、大学日本代表として数々の実績を持つ創価大学の立石正広内野手が注目されていました
巨人が競合覚悟で立石選手を1位指名する可能性もあった中、竹丸選手を選んだ背景には、先発投手の深刻な不足を解消する必要があると判断したことが見受けられます
先発投手の不足が懸念材料
今年、巨人の山崎伊織投手は自己最多の11勝を挙げる活躍を見せましたが、開幕投手を務めた戸郷翔征投手は不振で8勝9敗左の新星として期待された井上温大投手は4勝8敗に終わり、コンディション不良からもチームを離れました
また、貴重な左腕として活躍していたフォスター・グリフィン投手は退団する可能性が高まり、こうした状況が先発投手確保の緊急性を高めています
阿部慎之助監督はシーズン終了前に「ピッチャーの頭数が足りない」という発言を繰り返しており、先発陣の再構築がV奪回の最重要課題とされています
さらに、巨人は米大リーグのヤンキース傘下でプレーする前田健太投手や、国内FA権を取得した中日・柳裕也投手の獲得についても調査していますが、まずはドラフトで先発投手を獲得するという戦略を選び、竹丸選手を1位指名することになったようです
今回の巨人のドラフト戦略は、先発投手不足を最優先に考えたものであり、チームの将来にとって重要な一手と言えます。竹丸選手の獲得により、チームは新たな戦力を迎えることになりますが、岡本選手のメジャー挑戦が影響を与える中で、他の選手の活躍も期待されます。
キーワード解説
- ドラフトとは?野球界において若手選手を各球団が指名して獲得する制度を指します。
- ポスティングシステムとは?海外のプロリーグに選手が移籍する際に、所属チームがその選手を譲渡するための制度です。
- 先発投手とは?試合開始時から投げる投手を指し、その試合の結果に大きな影響を与える重要なポジションです。

