巨人が1位指名を公表した竹丸投手の期待される将来と技術的特性

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今年の社会人野球界でNO.1左腕と評されているのは、鷺宮製作所に所属する竹丸和幸投手です

彼は178センチ、68キロという細身の体型にして、常時140キロ台中盤の速球を投げます

最速152キロを記録した彼の速球は、直球とは異なる特性を持ち、特に三振を奪う能力に長けています

竹丸は都市対抗二次予選で2試合に登板し、防御率0.84の好成績を収め、さらに都市対抗では11回を投げて15奪三振を記録しました

こうした素晴らしいパフォーマンスを受けて、巨人は竹丸を1位指名することを公表しました

彼のピッチングスタイルを解析すると、スムーズに腕を振れる点や、コントロールの良さが際立っています

竹丸は、右足をゆったり上げて右肩のグラブを半身にすることで、腕の振りが自然となり、打者は彼のボールに対してワンテンポ遅れるのです

また、竹丸のストレートはホップ成分が高く、特に高めに投じられる場合、多くの打者が振り遅れて空振りする可能性が高いです

彼はストレートを活かしながら、110キロ台前半のスラーブ、120キロ台のチェンジアップ、100キロ台後半から130キロ中盤のスライダーを低めに集め、配球を工夫しています

スピン量が高いスライダーを活かし、膝下にしっかりと決めることで三振を狙うスタイルが見受けられます

一方、多くのストレートを浮かせる傾向があり、高めにボールが浮いてしまうと、簡単に本塁打を打たれる恐れがあります

この抜けたストレートが多い場合、プロの舞台では被本塁打が増える可能性が高いです

しかし、ピッチングスタイルと身体的な成長の可能性を考えると、竹丸は1年目からローテーションを担える投手になり得るでしょう

昨年、社会人左腕で1位指名された阪神の伊原陵人投手(智弁学園)は、1年目に5勝7敗、防御率2.29の成績を残しましたが、竹丸はより多様なコンビネーションを駆使して勝負する傾向があります

さらに、まだ細身である彼には肉体的な伸びしろがあるため、将来的には先発投手として150キロに到達するポテンシャルも秘めています

竹丸の性格についても、彼は飄々として自分のペースを保ちながら、できることにしっかり集中できる選手です

プロの厳しい環境の中でも、自らの能力を存分に発揮できることが期待されます

竹丸投手の技術と特徴を見ていくと、彼が持っているポテンシャルに非常に期待が持てます。特に彼のストレートの特性やコントロールの良さは、プロの舞台で成功する大きな要素です。今後の成長が楽しみな選手といえるでしょう。
キーワード解説

  • 左腕とは?左腕とは、野球において左手で投げる投手を指します。右打者に対して有利な投球を行えることが特長です。
  • ストレートとは?ストレートとは、回転が少なく、真っ直ぐに飛んでいくボールのことを指します。打者にとっては最も基本的かつ重要な球種の一つです。
  • スライダーとは?スライダーとは、横に曲がる変化球で、速球に比べてバッターにとっては難しいボールとなることが多いです。
  • 奪三振とは?奪三振とは、投手が打者を三振によってアウトにすることを指します。ピッチングの質を示す重要な指標の一つです。

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