2025年プロ野球ドラフト会議:大学生選手の指名が過去最多に

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 今年のプロ野球ドラフト会議では、指名を受けた選手73人のうち、大学生が40人を占める結果となった

この数は、育成選手を除いたもので、全体の54.8%を占めることになった

特に1位指名に関しては、福岡ソフトバンクホークスから指名を受けた米国のスタンフォード大学に所属する佐々木選手を含め、12人中9人が大学生であった

このトレンドは、昨年からの継続であり、青山学院大学からは3年連続で2選手が1位指名を受けるなど、大学生の活躍が顕著に現れている

 ソフトバンクの永井智浩編成育成本部長は、ドラフト前のコメントで「高校生の候補が少ない」と指摘していた

従来は高校生が多く指名される傾向にあったが、2020年以降は6年連続で大学生が高校生を上回る結果となっている

昨年は大学生が27人、高校生が22人だったが、今年は大学生が21人も多く、特にその傾向が鮮明になった

 アマチュア球界の関係者によれば、ドラフトで指名を受ける実力を持つ選手が進学を希望するケースが増加しているとのこと

高卒で下位指名を受けるよりも、大学での実力を高め上位指名を目指す選手が増えているのだ

大学進学の選択肢は国内だけに留まらず、ソフトバンクが指名した佐々木選手に加え、茨城県の明秀日立高の出身で亜細亜大学を中退した後に米国のジョージア大学でプレーした石川選手がオリックスから6位指名を受けたことも注目される

岸田監督は「これからの時代、もっと大学からの指名が増えるのではないか」との見解を示した

今年のプロ野球ドラフトでは大学生選手の指名が増加し、従来の高校生中心の流れから大きな転換が見られました。これにより、選手たちが大学で実力を向上させることの重要性を再確認する機会となり、今後の選手選考にも影響を与えるでしょう。
キーワード解説

  • ドラフトとは?プロ野球選手を選ぶための会議で、各球団が今後の選手を指名し獲得する場です。
  • 大学生選手とは?大学野球で活躍する選手であり、プロ野球に進むための選択肢として注目されています。
  • 進学希望とは?高校を卒業した後に大学に進むことを希望する意思のことで、選手のスキル向上を目指します。

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